こんにちは、はにむらです。
前回に引き続き、「クリスマスにおすすめの英語絵本」の紹介・第4弾です。
今回も、赤ちゃんの読み聞かせにぴったりな仕掛け絵本を紹介します。
『Spot’s First Christmas』です。(※写真は図書館装丁版)
大人気「Spot」シリーズの一冊で、クリスマスらしいとても可愛い絵本ですよ。
この記事では、『Spot’s First Christmas』の大まかなあらすじや感想、使われている単語や文法などを紹介していますので、是非チェックしてみてくださいね。
『Spot’s First Christmas』の詳細情報
タイトル | Spot’s First Christmas (邦題:コロちゃんのクリスマス) |
---|---|
著 | Eric Hill(エリック・ヒル) |
イラスト | |
本編ページ数 | 22P |
総単語数 | 92語 |
絵本の種類 | ボードブック/ペーパーバック/図書館装丁 |
『Spot’s First Christmas』のあらすじ
It’s Christmas Eve, Spot…
We have lots to do!
出典元:『Spot’s First Christmas』
今日はスポットにとって、初めてのクリスマスイブ。
お母さん犬のサリーと一緒に、クリスマスの準備を頑張っています。
プレゼントを包んで、ツリーを飾って――。
さあスポット、もう寝る時間ですよ。
『Spot’s First Christmas』の感想・レビュー
シンプルで楽しいクリスマスのストーリー
『Where’s Spot?』で有名な、イギリスの絵本作家、エリック・ヒルの「Spot」シリーズ。本作はクリスマスがテーマの仕掛け絵本です。
初めてのクリスマスを迎える仔犬のスポット。お母さん犬のサリーと一緒に準備を頑張ります。絵本には所々にめくり仕掛け(フラップ)があり、めくると楽しそうにはしゃぐスポットの姿が現れます。
クリスマスの準備から、当日の朝にサンタクロースからのプレゼントを開けるまでが描かれたシンプルなストーリーで、クリスマスシーズンの読み聞かせにぴったりです。
「自分たちでプレゼントを用意する」「キャロルを歌う人が訪ねて来る」など、日本のクリスマスでは馴染みのない光景もありますが、幼い頃から他国の文化に触れられる良いきっかけになると思います。
無邪気なスポットのイラストが可愛い
仕掛けをめくる度に現れる、無邪気なスポットの表情がとても可愛い絵本です。楽しそうにジングルベルを歌ったり、サンタクロースからのプレゼントに大喜びしたり…。母親に早く眠るよう言われても、なかなか眠ろうとしない様子も可愛いです。「クリスマスイブの夜はワクワクして眠れないよね」と、共感するお子さんも多いのではないでしょうか。
また、イラストは小さいですが、サンタクロースとトナカイが登場するページもあります。ツリーやオーナメントなど、クリスマスらしいイラストも満載で、クリスマス気分を大いに盛り上げてくれますよ。
『Spot’s First Christmas』の単語・文法
本文中に登場する単語・文法の中で、特筆すべきものを以下で紹介します。
主な単語
- neatly [níːtli]
【副】きちんと - whoops [hwúps]
【間】おっと! - caroler [kǽrələr]
【名】キャロルを歌う人 - collar [kɑ’lər]
【名】首輪
主な文法
・倒置構文「Here comes~.」
「Here comes~.」は、「~が来ました。」という意味の構文で、「楽しみに待っていたものがやっと来た」といったニュアンスで使われることが多い表現です。「Here」が文頭に来ることで、「述語(V)+主語(S)」の語順となります(倒置)。
※ただし、主語が代名詞(「he」「she」「it」など)の場合は倒置にはなりません。
・Here comes the train.
→電車が来たよ。
・感嘆文「What a ~!」
感嘆文には「How」で始まるものと「What」で始まるものがありますが、この絵本には「What」を使った感嘆文が登場します。
「What」を使った感嘆文は、「What+a(an)+形容詞+名詞+主語(S)+動詞(V)!」の語順となり、「なんて~なんだ!」という意味になります。「S+V」は省略されることが多く、この絵本の場合も省略されています。
・What a wonderful present (it is) !
→なんて素敵なプレゼントでしょう!
『Spot’s First Christmas』はこんな人におすすめ
0歳の赤ちゃんから、4~5歳くらいまでの子どもに特におすすめです。「Spot」シリーズが好きなお子さんはもちろん、動物好きのお子さんにも喜んでもらえると思います。
ただし、一部の仕掛けは小さかったり、やや破れやすかったりするので、小さいお子さんの場合は注意が必要です。
文章は見開き1ページあたり1~2文で、読み聞かせの難易度はかなり易しいです。英語絵本に馴染みのない人にも読みやすいと思います。
スポットと一緒に、クリスマスのワクワク感を楽しんでみてくださいね。