こんにちは、はにむらです。
今回は、ベネッセの年少(3〜4歳)向け教材「こどもちゃれんじほっぷ9月号」を紹介します。
我が家の娘は2020年3月生まれで、生後6カ月から「こどもちゃれんじ」を受講しています。
この記事では、「こどもちゃれんじほっぷ9月号」の教材内容や、親目線の率直な感想、子どもの反応などをお伝えします。また、有料オプション教材「こどもちゃれんじプラス」の9月号もあわせて紹介しています。
・こどもちゃれんじほっぷの教材ってどんな内容?
・早生まれの子どもの反応は?
・こどもちゃれんじプラスについても知りたい!
と気になっている方の参考になれば幸いです。
こどもちゃれんじほっぷ9月号の感想・レビュー
こどもちゃれんじほっぷ9月号の教材は、以下の内容でした。
- しまじろうとおてがみこうかんセット
- トレインえんぴつ、トレインえんぴつケース
- えんぴつワーク①
- ほっぷえほん(9月号)
- キッズワーク(9月号)★発展タイプ
- アプリ配信(教材動画ほか)
- こどもちゃれんじほっぷ通信9月号(保護者向け)
ちなみに、キッズワーク8月号から「基本タイプ」と「発展タイプ」のどちらか一方を選択可能となりました。「発展タイプ」への切り替えは【こどもちゃれんじ】公式ホームページより登録する必要がありますが、追加受講費は無料です。
基本タイプ | 発展タイプ |
基礎中心 | 基礎+応用 |
毎月16P | 毎月24P |
我が家では「発展タイプ」を選択しています。
それでは、各教材について詳しく紹介していきます。
しまじろうとおてがみこうかんセット

親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
【付属品】
- しまじろうからの手紙
- おえかきカード・便箋セット
- おてがみシール
- ポストくん
・しまじろうからの手紙
ひらがな・かずパソコンに差し、手紙に書かれた文字を探して「できた」ボタンを押して、読み方を聞くことができます。カード下部に切り込みはないため、他の「ひらがな・かずカード」のように自動で音声は流れません。
・おえかきカード・便箋セット
「おえかきカード」にはしまじろうたちの様々なイラストが描かれており、少し書き足すだけでも楽しい絵柄が完成。「便箋セット」は自由に書けるスペースが大きくなっています。どちらも裏面は封筒の絵柄になっているため、半分に折ると本物さながらの手紙が完成します。
・おてがみシール
「おかあさん」「おとうさん」といった宛名や、「だいすきだよ」「いつもありがとう」といったメッセージシールで、手紙の作成をサポート。かざりシールでより華やかにできます。
・ポストくん
作製した手紙を口の部分に投函します。保護者からの返事を書いて入れ、手紙のやりとりを疑似体験することもできます。
ごっこ遊びややりとり遊びを通して書く楽しさ・返事を貰う嬉しさを知り、文字への興味・親しみを育てる教材です。
■感想・レビュー
娘はまだしっかりとした文章を書くことはできないものの、幼稚園での友達とのやりとりなどを通して「手紙を書く・渡す」ことに興味を持ち始めています。そんなタイミングでこの教材はうってつけでした。さっそく「おえかきカード」に「ぱぱ」「だいすきだよ」のシールを貼りポストへ。仕事から帰って来たパパは感動し、すぐに返事を書いていました。翌朝ポストの中を見た娘は「パパからへんじがきてる!!」と大興奮していて、とても微笑ましかったです。
「おえかきカード・便箋セット」は全部で16枚あるのですが、次から次へと手紙を書き初日でほとんど使い切っていました。カードがなくなっても折り紙やメモ帳にメッセージやイラストを描き、ポストくんに投函して遊んでいます。
電子玩具などと比べると派手さはありませんが、シンプル故に子どもの想像力を育んでくれる温かい教材だなと感じました。
トレインえんぴつ、トレインえんぴつケース

親の満足度 :3.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
異なる4色の色芯(ピンク・オレンジ・青・緑)を組み合わせた色鉛筆。形状は三角軸なので、握る力が弱く持ち方が安定しない3~4歳児でも正しく持てるように設計されています。
■感想・レビュー
4つの異なる色が混ざったような線を書くことができ、書き方や角度によって色の出方が違うのが面白いです。特別感があるのか、子どもも普通の鉛筆より好んで使っています。三角軸の鉛筆を使うのは初めてだったのですが、確かに持ちやすそうで、理想形に近い持ち方ができているように思います。
「トレインえんぴつケース」はスナップボタン付きのソフトケース。初期状態ではトレインえんぴつを斜めにしか入れられないので若干使いづらいですが、短くなれば重宝するかと思います。他の鉛筆や消しゴムなどを一緒に収納しても良いかもしれません。
えんぴつワーク①

親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
テーマ:鉛筆の持ち方・姿勢
- 鉛筆を動かす(1P)
- 下から上に鉛筆を動かす(2-3P)
- ぐるぐる動かしてかく(4-5P)
- はみ出さずにかく(6-7P)
- ぐるぐる鉛筆を動かす(8-13P)
- 細かく鉛筆を動かす(14-15P)
- おやこでかくシート(16P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.1cm
ページ数:16ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
■感想・レビュー
トレインえんぴつを使って、ぐるぐると麺やタイヤを描いたり、道からはみ出さないように迷路を辿ったり、人の頭に髪の毛を描いたりして、鉛筆の正しい持ち方や様々な使い方を学べるワークブックです。
「えんぴつワーク」というだけあって、シールなどはなくひたすら鉛筆を使う課題のみですが、線路や動物・食べ物など様々なテーマがあり、また教材動画にも出てくる「けしけしバード」が登場したりと、飽きずに取り組めるよう工夫されているように感じました。また、トレインえんぴつのカラフルな線で紙面が華やかになり、娘も楽しみながら一気に最後のページまでやり終えていました。「えんぴつワーク②」以降ではどんな課題が出てくるのか今から楽しみです。
ほっぷえほん(9月号)

親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
- くらべてはっけん!ガオガオさんのいきものクイズ(1-9P)
- しまじろうとおてがみこうかんセットであそぼう!(10-17P)
- どうしてないちゃったのかな?(18-29P)
- ちゅうしゃじょうでのやくそく(30-33P)
- はしにちょうせん!(34-45P)
- もったいないのみず(46-59P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.4cm
ページ数:59ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
○くらべてはっけん!ガオガオさんのいきものクイズ
絵の中から指定された模様の動物を探すクイズや、動物が食べる食べ物を当てるクイズなどを通して、生き物についての知識を深めることができます。
○しまじろうとおてがみこうかんセットであそぼう!
おばあちゃんから手紙が届いたしまじろう。「しまじろうとおてがみこうかんセット」を使って返事を書き、ポスト君に預けます。
○どうしてないちゃったのかな?
幼稚園で「変身ポーズ」をして遊んでいたしまじろう。歩いてきたみみりんに少し手が当たってしまい、転んだみみりんは泣いてしまいます。
○ちゅうしゃじょうでのやくそく
「駐車場で車から降りたらどうする?」「車から降りたらどのように待つ?」―ライオンポリスが2択の「やくそくクイズ」で教えてくれます。
○はしにちょうせん!
箸の正しい持ち方を図解して教えてくれます。付属のシートを切り取って紙の箸や食べ物を作り、バーベキューごっこで遊ぶこともできます。
○もったいないのみず
外から帰ってうがいをしているしまじろう。「もったいないボックス」が現れて、水を出しっぱなしにすると勿体ないよと教えてくれます。
■感想・レビュー
「ガオガオさんのいきものクイズ」では、体の模様をヒントにキリンや豹を探す問題、チンパンジーの赤ちゃんを見分ける問題や、草食動物か肉食動物かを判断する問題など、なかなか難易度の高いクイズに挑戦できます。4月号から続いた「生き物発見プログラム」は今月が最終回。「生き物博士認定証」のシールを最後のページに貼ることができ、娘もご満悦でした。
「はしにちょうせん!」では、親指・人差し指・中指に巻末付属の「ゆびシール」を貼り、写真を見ながら正しい箸の持ち方に挑戦ができます。(※ゆびシールはすぐに紛失してしまったので注意が必要です…)娘も一生懸命チャレンジしていますが、一筋縄ではいかない様子。バーベキューごっこで遊びながら長い目で見守りたいです。
「もったいないのみず」では、水は手洗いうがい・歯磨きなどに使うことで体を清潔に保ってくれる、飲むことで元気をくれるなど、生活に欠かせない大切な資源であることを学べます。娘にもそのメッセージはしっかり伝わったようで、歯みがきの時などに「もったいないねぇ…」と言いながら意識的に蛇口を閉めるようになりました。私もうっかり水を出しっぱなしにしてしまうことがあるのですが、そんな時は「ママ!みずがもったいないよ!」と叱ってくれるので、頼もしい限りです。
キッズワーク(9月号)★発展タイプ

親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.5
■教材紹介
重点テーマ:[数量]順序数
- [数量]順序数(1P)
- [論理/図形]迷路(2-3P)
- [論理/図形]パターン認識(4-5P)
- [図形]図形の構成(6-7P)
- [数量]順序数(1~5)(8-9P)
- [図形/論理]間違い探し(10-11P)
- [論理/図形]系列(12-13P)
- [言語]言葉を読む(14-15P)
- [数量]順序数(16P)
- 【はってんワーク】(17P~)
- [表現/論理]仲間分け(18-19P)
- [数量]順序数(20-21P)
- [論理/図形]迷路(22-23P)
- [論理]思考力(自己表現)(24P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.2cm
ページ数:24ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
■感想・レビュー
今月の重点テーマは「順序数」。「前から○番目」と指定された場所に友達シールを貼ったり、指定された動物が前から何番目にいるか数字シールを貼って答えたりして、順序を表す数について学びます。発展問題では「前から○番目」だけでなく「後ろから○番目」の概念も登場します。「前から4番目の子に帽子シールを貼る」「後ろから2番目の子に風船シールを貼る」という課題なのですが、シールを貼った結果この2人が同じ子を表していることに気が付けるのも面白いポイントでした。
発展ワークの「仲間分け」の課題は、カラフルな6枚のTシャツカードにそれぞれ自分の好きな柄シールを貼り、更にそれを「乗り物の柄」「動物の柄」に仲間分けしてハンガーに干すというもの。これまでの仲間分けの課題に「表現」の要素も加わり、親子で会話しながら楽しく取り組めました。
教材動画(9月号)

親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.0
■教材紹介
- [自然科学]いきもの/まとめクイズ
- [数・形]ちいく/なんばんめ?1
- [エデュトイ/ひらがな]ひらがなのかきじゅんび/トレインえんぴつでかこう!
- [ひらがな]ひらがなのかきじゅんび/えんぴつのもちかた
- [ひらがな]ひらがな/にているひらがななんてよむ?
- [つくる]てゆびでかんがえる/はさむとどうなる?
- [ルール・マナー]ルール・マナー/ちゅうしゃじょうでのやくそく
- [数・形]ちいく/なんばんめ?2
- <ほっぷ>のおしらせ9がつごう
- [うた・ダンス]<こどもちゃれんじ>テーマソング/せかいはパラダイス
- [英語]えいご
本編約20分
■感想・レビュー
今月は、「鉛筆の持ち方と書く時の姿勢」「箸の持ち方と使い方」を実写映像で学ぶことができます。まだ先のことだと呑気に考えていたので、そろそろ教えないといけない時期なのか…と自覚し親としても身が引き締まる思いでした。もちろん数回動画を見ただけで身に付くものではないので、根気よく長い目で見守りたいと思います。
「ちいく/なんばんめ?」は短いアニメーション映像。バスに乗る子どもたちを「1番目、2番目…」とカウントしたり、「バナナを持っている子は前から何番目?」といったクイズを通して「順序数」の概念を学べます。今月はワークでも順序数をたくさん勉強しますが、やはり動画で視覚的に学ぶのが一番分かりやすいように感じました。
ちなみに2023年度から、「こどもちゃれんじ」全コースにおいて教材動画はDVDからデジタル配信に変更となり、アプリ「しまじろうクラブ」「こどもちゃれんじTV」でのみ視聴可能となりました。我が家ではFire TV Stickを使用して「こどもちゃれんじTV」をダウンロードし、テレビで視聴しています。
こどもちゃれんじプラス9月号の感想・レビュー
「こどもちゃれんじプラス」は、本講座とは別売りの有料オプション教材です。9月号の教材は、以下の内容でした。
知育プラス:ワークブック「キッズワークプラス」

親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
重点テーマ:図形
- [論理]仲間分け(用途)(1P)
- [数量・論理]高低・長短の認識(2-3P)
- [言語]ひらがなの字形の認識(4-5P)
- [図形・論理]仲間分け(色)(6-7P)
- [数量]順序数/1~5(8-9P)
- [論理・図形・言語]迷路・運筆練習(10-11P)
- [数量]具体物と●と数字の対応/1~4(12-13P)
- [数量]順序数/1~5(14-19P)
- [図形・論理]間違い探し(20-21P)
- [数量]具体物と●と数字の対応/1~4(22-23P)
- [図形・論理]絵合わせ(24-25P)
- [図形・言語]絵合わせ・ひらがなの読み(26-27P)
- [どこがおなじ](28-32P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.3cm
ページ数:32ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
■感想・レビュー
今月号の重点テーマは「図形」。パズルの欠けた部分に当てはまるカードを、影の形や周りの絵から判断して探すことで、図形感覚を養います。イラストの一部に加えひらがなの一文字が欠けたパズルの問題もあり、図形と言語の複合的な課題にも挑戦できました。
「順序数」の課題では、「前から4番目のアシカに名札シールを貼る」といった問題や、前後のページをのりで貼り付けてめくり仕掛けの宝箱を完成させ、「前から2番目の宝箱を開けて中身を確認する」といったユニークな問題に取り組めます。娘は本講座のワークブックでは順序数の課題を全て正解できていたのですが、こちらの課題では問題文の読み違いやシンプルな数え間違いも見受けられ、まだ十分に理解できてはいないことに気付かされました。勉強は一朝一夕で身に付くものではなく、同じテーマの様々な課題に繰り返し取り組むことが重要だと改めて感じたので、「知育プラス」は今後も積極的に受講していきたいです。
読み聞かせプラス:絵本「くだもののひみつ」

親の満足度 :4.5
子どもの反応:5.0
■教材紹介
サイズ:縦24cm×横20cm×厚さ0.3cm
ページ数:24ページ
※表紙・裏表紙は除く。
「1ごのひみつ いちにちいっこ ケーキまるごとたべること。」――リズムの良い言葉に乗せて、果物たちがユーモアたっぷりに活躍するお話。1から10までの数え歌になっており、自然と数にも触れられます。
■感想・レビュー
軽快なリズムの文章と、ダイナミックなイラストが目を引く絵本。「階段を7段飛ばしてまたぐバナナ」や「太ってボタンが9個吹き飛んだキウイおじさん」など、個性豊かな果物のキャラクターが大活躍します。珍しく裏表紙にも続きが描かれており、遊び心満載のユニークな絵本でした。
娘も文章のリズムと内容が大層気に入ったようで、何度も口にして真似するうちにほとんど全て暗記してしまいました。これまでの「読み聞かせプラス」の中でも1・2を争うほどお気に入りの絵本になっています。
表現プラス:ワークブック「シールでえがく」

親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.5
■教材紹介
テーマ:シールでえがく
- やってみよう
- はさみレストラン
- みてみてキット「しおりのつくりかた」
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.3cm
ページ数:24ページ
※表紙・裏表紙、活用ガイドのページは除く。
■感想・レビュー
パンやおもちゃのシールを木に貼って「見たこともない木」を作ったり、好きな模様のシールを貼って「自分だけの怪獣」を作ったりして遊ぶワークブック。様々な色や形のシールを組み合わせて、自分なりのルールや考えをもってイメージするものを作り出すことを楽しめます。
娘は元々シール遊びが大好きなのですが、正解やルールのないこのワークブックは特に気に入ったようで、いつも以上に楽しそうに取り組んでいたのが印象的でした。自由な発想のまま好きな表現ができるので、子どもの感性が刺激される良いワークブックだと思います。