こんにちは、はにむらです。
今回は、ベネッセの年少(3〜4歳)向け教材「こどもちゃれんじほっぷ8月号」を紹介します。
我が家の娘は2020年3月生まれで、生後6カ月から「こどもちゃれんじ」を受講しています。
この記事では、「こどもちゃれんじほっぷ8月号」の教材内容や、親目線の率直な感想、子どもの反応などをお伝えします。また、有料オプション教材「こどもちゃれんじプラス」の8月号もあわせて紹介しています。
・こどもちゃれんじほっぷの教材ってどんな内容?
・早生まれの子どもの反応は?
・こどもちゃれんじプラスについても知りたい!
と気になっている方の参考になれば幸いです。
こどもちゃれんじほっぷ8月号の感想・レビュー
こどもちゃれんじほっぷ8月号の教材は、以下の内容でした。
- かずのドーナツやさん トッピングセット
- キッチンシート・おきゃくさんカード(えほん綴じ込み)
- ひらがな・かずカード
- かいてあそぼう!きみのからだレース!シート(えほん綴じ込み)
- ほっぷえほん(8月号)
- キッズワーク(8月号) ★発展タイプ
- アプリ配信(教材動画ほか)
- こどもちゃれんじほっぷ通信8月号(保護者向け)
ちなみに、キッズワーク8月号からは「基本タイプ」と「発展タイプ」のどちらか一方を選択可能。「発展タイプ」への切り替えは【こどもちゃれんじ】公式ホームページより登録する必要がありますが、追加受講費は無料です。
基本タイプ | 発展タイプ |
基礎中心 | 基礎+応用 |
毎月16P | 毎月24P |
我が家ではもちろん「発展タイプ」を選択しました。
それでは、各教材について詳しく紹介していきます。
かずのドーナツやさん トッピングセット
親の満足度 :4.5
子どもの反応:5.0
■教材紹介
【付属品】
- しましまトッピング×4
- ハートトッピング×3
- にこにこトッピング×3
6月号で届いた「かずのドーナツやさん」の追加パーツ。「チョコのしましまドーナツ」「いちごのハートドーナツ」のように注文するドーナツの種類を増やすことができ、数の理解を更に深めます。
■感想・レビュー
透明なプラスチック製ですが想像していたよりクオリティが高く、ただでさえ可愛いドーナツが更に可愛くなりました。カチッとはめ込むタイプで、子どもでも簡単に着脱できます。
娘も長らく待ち望んでいたのですが、届くなり飛び跳ねて大喜びしていたのが印象的でした。「ドーナツやさんですよ~!」「ハートとしましまと、ニコニコがありますよ~!」と、満面の笑みでドーナツ屋さんになりきる姿が本当に可愛いです。シンプルでありながら、長く楽しめる満足度の高い教材でした。
キッチンシート・おきゃくさんカード
親の満足度 :3.5
子どもの反応:3.5
■教材紹介
どちらも紙製で、絵本綴じ込み。「キッチンシート」にはドーナツ屋さんの店内イラストやメニュー表が、「おきゃくさんカード」にはドーナツを注文する動物のイラストが描かれており、注文遊びを楽しむことができます。
■感想・レビュー
「かずのドーナツやさん」を使ったごっこ遊びをよりリアルにしてくれる教材。文字や数字が読めれば、一人で遊ぶことも可能です。
娘は既に自分流の遊び方を確立していたので、おきゃくさんカードはあまり使用しないのですが、キッチンシート裏面に描かれている「ドーナツタワー」を作る遊びには夢中になっていました。
ひらがな・かずカード
親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
「ひらがな・かずパソコン」と連動した紙製のカード。8月号で届くのは以下の2枚です。
「ひらがな・かずパソコン」本体上部の差し込み口にカードを差すと、対応するゲームが始まります。条件をクリアすると終了しますが、差したままにすると再度読み込みがされ、最初からゲームが始まります。カードを抜くと強制終了です。
・8-1「むしカード」
◎しまじろう「虫取りに来たよ!どの虫を捕まえる?」
→カードに書かれた虫の名前のひらがなを全部押して「できた」ボタンを押す。
(例:「すずむし」)
→4種類全ての虫を選ぶと、しまじろうが童謡「虫のこえ」を歌って終了。
・8-2「どうぶつカード2」
◎しまじろう「動物園に来たよ。どの動物を見に行く?」
→カードに書かれた動物の名前のひらがなを全部押して「できた」ボタンを押す。
(例:「こあら」)
→4種類全ての動物を選ぶと終了。
・8-3「おすしやさんカード」
◎「いらっしゃいませ、しましま寿司へようこそ。今日は何にしますか?」
→カードに書かれた寿司ネタの初めのひらがなを全部押して「できた」ボタンを押す。
(例:「たこ」)
→6種類全ての寿司ネタを選ぶと終了。
・8-4「なつまつりカード」
◎しまじろう「お祭りだ!お店がいっぱい!君はどれにする?」
→カードに書かれた屋台の名前の初めのひらがなを全部押して「できた」ボタンを押す。
(例:「わたあめ」)
→3種類全ての屋台を選べば終了。
■感想・レビュー
4~7月号のカードは全て正解の言葉の頭文字だけを入力すればOKでしたが(全部押しをすることも可)、今月号は全部押しで答えなければ不正解となります。中には5文字あるものや濁点もあり、一気に難易度が上がったように感じました。
娘はこれまでのカードでも積極的に全部押しをしていたので、今月のカードも難なくクリアできていました。中でも特に、8月にぴったりの「なつまつりカード」が気に入ったようです。
選択問題系のカードは今月号で終了となりますが、たくさんの種類のゲームを通して数とひらがなが身近なものになったようです。年単位で長く遊べる教材だと思います。
かいてあそぼう!きみのからだレース!シート
親の満足度 :3.0
子どもの反応:3.0
■教材紹介
縦100cm×横73.5cmの紙製のシート。絵本付属の「レースカーシール」「ゴールシール」と鉛筆またはクレヨン2本を使って、「からだレース」で遊びます。
【からだレースの遊び方】
- 鉛筆またはクレヨン2本にそれぞれ「レースカーシール」を貼る
- シートの上に子どもが寝転がり、保護者が体の形をなぞって線を描く
- 体の形の線上にスタート地点2か所とゴール地点1か所を決め、ゴール地点に「ゴールシール」を貼る
- ❶を使ってそれぞれのスタート地点からゴールめがけて体の形の線をなぞっていき、どちらが早くゴールできるかを競う
■感想・レビュー
シートは16分の1サイズに折り畳まれた状態で絵本に綴じ込みされています。広げるとかなり大きく、遊ぶにはそれなりのスペースが必要です。我が家の場合は家中にジョイントマットを敷いているのですが、硬い床の上でないとクレヨンで鮮明な線を描くことは難しいと感じました。
子どもの体の形をなぞる作業自体も想像以上に難しかったのですが、娘は終始くすぐったいと笑っていて楽しそうでした。からだレースも盛り上がり、繰り返し遊べる点も良いのですが、やはり広いスペースが必要なことがネックとなり頻繁には遊べていません。
とは言え、子どもの等身大の線を描く機会は日常ではまずないので、このシート自体が記念になるような気もします。成長してから大きさを比べてみるのも面白いなと思いました。
ほっぷえほん(8月号)
親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
- なにをたべる?なつのむし(1-11P)
- こうえんでのやくそく(12-15P)
- もったいないのつぶ(16-29P)
- あいさつちゃんとできるかな?(30-37P)
- きるとどうなる?(38-45P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.4cm
ページ数:45ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
○なにをたべる?なつのむし
カブトムシやクワガタ、蝉などの夏の虫の特徴を、写真を見ながら学ぶことができます。
○こうえんでのやくそく
「友達が乗っているブランコの隣が空いていたらどうする?」「すべり台で遊ぶ時はどうする?」「暑い日に外で遊ぶ時はどうする?」―ライオンポリスが2択の「やくそくクイズ」で教えてくれます。
○もったいないのつぶ
お昼ご飯を「ごちそうさま」したしまじろう。「もったいないボックス」が現れて、お皿に残った食べ物が勿体ないよと教えてくれます。
○あいさつちゃんとできるかな?
夏休みにおじいちゃんの家へ遊びに来たしまじろう。知らないお客様に話しかけられて初めは恥ずかしがるものの、お父さんの言葉を聞いてしっかりと挨拶をするお話です。
○きるとどうなる?
巻末付属の「ジョキジョキシート」を切って魚と釣り竿とバケツを作り、さかなつりゲームで遊べます。
■感想・レビュー
「みてみよう!なつのむし」では、「カブトムシはブラシのような口で蜜を舐める」「蝉は細長い口を木に刺して汁を吸う」といった特徴を知ることができます。大きな写真で細かい部分まで見ることができ、親の私も非常に勉強になりました。
「もったいないのつぶ」は、「食べ物を大切に」がテーマのお話。食べ物が体の元気の源になることや、料理を作ってくれた人の思いを大切にする気持ちを育みます。二択クイズでは「ご飯を残さないためにはどうすれば良いか?」を学ぶことができ、食育にぴったりなお話でした。最近はたまにお残しもするようになった娘ですが、「ママがいっしょうけんめいつくってくれたから、のこさないよ!」といった発言をするようになり、親としても嬉しい限りです。
キッズワーク(8月号)
親の満足度 :5.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
重点テーマ:[論理]仲間分け
- [論理]仲間分け(1P)
- [言語]字形の認識(2-3P)
- [図形/自然]形の回転(4-5P)
- [図形/論理]探し絵(6-7P)
- [図形/論理]形合わせ(8-9P)
- [論理/数量]前後の認識(10-11P)
- [数量]集合数(12-13P)
- [論理]仲間分け(14-15P)
- [言語]ひらがなの字形(16P)
- 【はってんワーク】(17P~)
- [図形]図形の構成(18-19P)
- [図形/論理]仲間分け(20-21P)
- [図形/論理]条件迷路(22-23P)
- [論理]思考力(用途)(24P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.2cm
ページ数:24ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
■感想・レビュー
今月の重点テーマは「仲間分け」。ドーナツをチョコといちごの「味」で分ける、次は「トッピング」の種類で分ける、といったようにルールを変えて遊ぶことで、仲間分けの仕方が色々あることを学びます。他にも、絵の影に合う形のシールを貼る問題(形合わせ、形の回転)や、「みみりんの後ろにしまじろうカードを貼る」といった「前後の認識」の課題もあります。
今月号から「発展タイプ」のワークに切り替えたので、ページ数が7ページ分増量となりました。かたちカードをハサミで切って好きな形を作る課題や、「バス停を全部通ってスタートからゴールまで指で辿る」といった条件迷路、更に9つのイラストの中から「プールに持って行くものを選ぶ」という思考力を育む課題など、正に発展的な内容の課題に取り組むことができます。
いつも教材が届いたその日に一人でワークを始める娘。毎回20~30分ほどで全ての課題を終わらせるので少し物足りなくも感じていましたが、今月号からは分量・難易度ともにレベルアップしたので充足感がありました。特に、答えが一つではなく自由に考えられる課題が複数追加された点が非常に良かったです。「発展タイプ」への切り替えは無料でできるので、余程の理由がない限りは「発展タイプ」を選ぶことをおすすめします。
教材動画(8月号)
親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.0
■教材紹介
- [ひらがな]ひらがな/ひらがなであそぼう1
- [ひらがな]ひらがな/ひらがなであそぼう2
- [ことば]ことば/あいさつ
- [つくる]てゆびでかんがえる/きるとどうなる?
- [数・形]ちいく/ぜんぶでいくつ?1
- [自然科学]いきもの/むしのしょくじ
- [数・形]ちいく/ぜんぶでいくつ?2
- [ことば]ことば/でかけるときのことば
- [ルール・マナー]ルール・マナー/こうえんであそぶときのやくそく
- [ひらがな]ひらがな/ひらがなであそぼう3
- [うた・ダンス]<こどもちゃれんじ>テーマソング/せかいはパラダイス
- <ほっぷ>のおしらせ8がつごう
- [英語]えいご
本編約20分
■感想・レビュー
今月号は実写映像が多め。「ことば/あいさつ」では、挨拶を交わす人間の映像を通して「おっしゃる」「おいくつ」といった丁寧な言い回しを学ぶことができます。日常的にちゃれんじの絵本や動画に触れているためか、最近娘の語彙力が飛躍的に上がっているような気がします。
「てゆびでかんがえる/きるとどうなる?」では、絵本付属の「ジョキジョキシート」を実際にハサミで切る様子の他、紙とハサミを使って貝やクジラを作る映像が見られます。娘も触発されたのか、すぐに紙とハサミを持って来て真似しようとしていました。
「いきもの/むしのしょくじ」は、絵本とも連動した内容。カブト虫やクワガタが木の蜜を吸う様子や、カマキリが虫を捕まえて食べる様子など、とても見応えある映像でした。
ちなみに2023年度から、「こどもちゃれんじ」全コースにおいて教材動画はDVDからデジタル配信に変更となり、アプリ「しまじろうクラブ」「こどもちゃれんじTV」でのみ視聴可能となりました。我が家ではFire TV Stickを使用して「こどもちゃれんじTV」をダウンロードし、テレビで視聴しています。
こどもちゃれんじプラス8月号の感想・レビュー
「こどもちゃれんじプラス」は、本講座とは別売りの有料オプション教材です。8月号の教材は、以下の内容でした。
知育プラス:ワークブック「キッズワークプラス」
親の満足度 :5.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
重点テーマ:ひらがなの読み
- [数量・論理・図形]系列(1P)
- [図形・論理]○△□の認識(2-3P)
- [論理・言語・社会]ものと用途の関連性(4-5P)
- [論理]仲間分け(季節)(6-7P)
- [表現・図形]構成遊び(8-9P)
- [数量・論理]多少判断(10-11P)
- [言語・図形・表現]塗り絵(12-13P)
- [論理]仲間分け(色の認識)(14-15P)
- [論理・図形・言語]迷路・運筆練習(16-17P)
- [数量]具体物と●と数字の対応/1~4(18-19P)
- [自然・図形・論理]パターン認識(20-21P)
- [数量]具体物と●と数字の対応/1~5(22-23P)
- [言語]ひらがなの読み(24-25P)
- [言語・自然]ひらがなの読み・頭音集め(26-27P)
- [これはどこ](28-32P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.3cm
ページ数:32ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
■感想・レビュー
今月号の重点テーマは「ひらがなの読み」。ひらがなとイラストを結び付けることで、ひらがなの字形に注目します。他にも、形と大小の異なるカードを影の形に合うように貼る課題(○△□の認識)、歯を磨く時や絵を描く時に使う物をイラストの中から選ぶ課題(ものと用途の関連性)、シールを好きな所に貼って夏祭りのイラストを完成させる課題(構成遊び)などがあります。
今月号もボリューム・難易度ともに程良く、満足度の高い内容でした。海と貝殻、夏祭り、アサガオなど、夏を感じさせるテーマやイラストが多いのも季節感があって良かったです。
娘は既に一人でワークブックに取り組むのが習慣になっていて、気が付くとほぼ全て終えています。正答率もほぼ100%に近く、細かいミスがないか確認して「できたよシール」を貼るだけなので、親としては手が掛からず助かっています。何より毎月楽しんで取り組んでくれているのが嬉しい限りです。
読み聞かせプラス:絵本「おばあちゃんとおでかけ」
親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
サイズ:縦24cm×横20cm×厚さ0.3cm
ページ数:24ページ
※表紙・裏表紙は除く。
久し振りにおばあちゃんの家に遊びに来たうさぎのミミ。二人で野菜を収穫しに畑へ出かけ、素敵な夏の思い出を作ります。
■感想・レビュー
幼い頃、祖母と二人で歩く道はいつもと少し違う特別感がありました。この絵本は、そんな祖母との思い出を想起させるような、ミミとおばあちゃんの心温まる交流が描かれています。転んだミミに「痛いの痛いの飛んでいけ」をしてくれる優しさ、野菜をさっと収穫する手練の業、傍にいてくれるだけで感じる安心感。派手さはないものの、読み終わった後は祖母に会いたくなるような、温もりのあるお話でした。
我が家も核家族なので、両家の祖父母とは長期休みにしか会えません。娘にもこの絵本を通して遠く離れた祖父母へ思いを馳せ、一緒に過ごせる時間を大切にしてほしいと感じました。成長してからも読んでほしい、長く大切にしたい絵本です。
表現プラス:ワークブック「こすりだす」
親の満足度 :4.0
子どもの反応:3.5
■教材紹介
テーマ:こすりだす
- やってみよう
- はさみレストラン
- みてみてキット「うちわ」
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.3cm
ページ数:24ページ
※表紙・裏表紙、活用ガイドのページは除く。
■感想・レビュー
紙の下にシートを置いて「こすりだす」手法を使って、絵や模様が浮き出ることを楽しむワークブック。魚やロケット、花や蝶など様々な形をした付属のシートを下敷きの要領でページの下に置き、上からクレヨンでこすることでシートと同じ形の絵や模様を浮き出させ、Tシャツに模様を付けたり、花畑を描いたりして遊びます。
いつもは一人でワークブックに取り組む娘ですが、今回の「こすりだす」手法は難しかったようで、全て親子で一緒に取り組みました。私自身もこのタイプの遊びを知らなかったので初めは何度か失敗しましたが、上手く模様が浮き出た時は感動して、子どもと同じ目線で盛り上がることができました。様々な「表現」の方法に触れられるので、「表現プラス」は個人的にとても気に入っています。