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ボードブック、ハードカバー、ペーパーバックとは?違いや特徴を解説

様々な種類の英語絵本(ボードブック、ハードカバー、ペーパーバック)
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こんにちは、はにむらです。

最近では、Amazonや楽天などのECサイトで手軽に英語絵本を購入できるようになりました。書店での取り扱いはまだまだ少ないので、私もよく利用しています。

しかし、同じ英語絵本でも「ボードブック」「ハードカバー」「ペーパーバック」などの種類があり、どれを購入すれば良いか迷ったことはありませんか?

せっかく購入したのに、届いてみて「思っていたのと違う…!」となってしまうのはとても残念ですよね。

この記事では、英語絵本の種類の違いについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。また、ECサイトで英語絵本を購入する際に注意すべき点についても記載していますので、英語絵本選びの参考にしてみてくださいね。

英語絵本の種類

英語絵本には、大きく分けると以下の3つの種類があります。

  1. ボードブック
  2. ハードカバー
  3. ペーパーバック

3種類とも出版されている絵本もありますし、「ボードブックのみ」「ペーパーバックのみ」「ハードカバーとペーパーバックのみ」など、どの種類が出版されているかは絵本によって異なります。

『Where's Spot?』ボードブック、ハードカバー、ペーパーバックの違いこちらは赤ちゃん向け仕掛け絵本で有名な、イギリスの絵本作家エリック・ヒルのWhere’s Spot?』です。この絵本は3種類とも出版されており、左からボードブック、ハードカバー、ペーパーバックとなります。

同じ絵本の場合、種類が違っても内容は基本的に同じですが、中には一部表現が異なっていたり、イラストの配置等が異なることもあるようです。

それでは、ボードブック、ハードカバー、ペーパーバックそれぞれの特徴について詳しく説明していきます。

ボードブックとは?

ボードブックとは、各ページが硬くて厚い板紙で出来た絵本です。全体的に厚みがあり、縦・横のサイズは他の種類より小さいことが多いです。

日本語の絵本でも、赤ちゃん向けのものはボードブックの場合が多いですね。

『Where's Spot?』ボードブック版『Where’s Spot?』(ボードブック版)

ボードブックの多くは、このように表紙・裏表紙と中のページが同じ材質でできていますが、

『Spot Goes to the Farm』ボードブック版Spot Goes to the Farm』(ボードブック版)

このように硬い材質のカバーに綴じられているものもあります。

ボードブックのメリット

  • 丈夫なので折れたり破れたりしにくい。
  • 幼い子どもにもページがめくりやすい。
  • コンパクトなものは見た目が可愛く、お出かけ先にも持って行きやすい。

ボードブックのデメリット

  • 厚みがあるので本棚の場所を取る。
  • 紙面が小さいので、他の種類と比べて物足りなさを感じる場合もある。

ハードカバーとは?

ハードカバーとは、硬い材質のカバーに綴じられた絵本で、中のページは比較的薄い紙で出来ています。ボードブックと比べると厚みは薄く、縦・横のサイズは大きい場合がほとんどです。

日本語の絵本(児童書)はハードカバーが多いので、馴染みがある人も多いのではないでしょうか。ただし、日本語の児童書にはブックカバーが付いているものが多いですが、英語絵本にはブックカバーの付いていないものが多いです。

『Where's Spot?』ハードカバー版『Where’s Spot?』(ハードカバー版)

ハードカバーのメリット

  • 他の種類と比べて見た目に高級感がある。
  • カバーが丈夫なので長期保存に向いている。

ハードカバーのデメリット

  • 中のページは折れたり破れたりしやすい。
  • 他の種類と比べて価格が高い場合が多い。

ペーパーバックとは?

ペーパーバックとは、表紙・裏表紙・中のページ全てが比較的薄い紙で出来た絵本です。他の種類と比べると全体的に厚みは薄く、縦・横のサイズは大きい場合が多いです。

『Where's Spot?』ペーパーバック版『Where’s Spot?』(ペーパーバック版)

ペーパーバックのメリット

  • 薄いので本棚にたくさん収納できる。
  • 紙面が大きいのでイラストの迫力がある。
  • 他の種類と比べて安価な場合が多い。

ペーパーバックのデメリット

  • 全体的に折れたり破れたりしやすいので、取り扱いには注意が必要。
  • 作りが簡素な場合が多く、高級感は劣る。

その他の種類

上記3種類以外にも、まれではありますが「図書館装丁」や「学校」、「Novelty Book」といった種類もあります。

図書館装丁、学校とは?

「図書館装丁」や「学校」とは、多くの人が閲覧することを想定して作られた、より耐久性の高いハードカバー型の絵本です。図書館や学校ではブックカバーが破損されやすいので、ブックカバーのないものがほとんどのようです。

価格はハードカバーよりも更に高い傾向があります。

『Spot's First Christmas』図書館装丁版Spot’s First Christmas』(図書館装丁版)

こちらは図書館装丁版の絵本です。

同じ「Spot」シリーズ絵本のハードカバー版と比較してみましょう。外見に大きな違いはありませんが、絵本の綴じ目を見比べると両者の違いがよく分かります。

『Where's Spot?』ハードカバー版の綴じ目『Where’s Spot?』(ハードカバー版)

『Spot's First Christmas』図書館装丁版の綴じ目『Spot’s First Christmas』(図書館装丁版)

図書館装丁版の方がハードカバー版よりも丈夫に綴じられており、ページが外れにくくなっていることが分かります。

Novelty Bookとは?

特定のECサイトでまれに見かけるのが「Novelty Book」という種類です。

Novelty Bookの定義を調べてみると、「ポップアップ、折りたたみ式のページ、フラップ、隠しサウンドチップなどの特別な機能が組み込まれた本」とありました。

しかし、これだけでは他の種類との違いが分からないので、実際に購入して確かめてみました。

『Spot Bakes a Cake』Novelty Book版
『Spot Bakes a Cake』(Novelty Book版)

こちらは「小さめのペーパーバック」という印象ですが、

『Excuse Me!』Novelty Book版
Excuse Me!』(Novelty Book版)

こちらは「小さめのハードカバー」という印象です。実際に、『Excuse Me!』の場合は別のECサイトでは「ハードカバー」に分類されているので、ショップによっても定義が異なるのかもしれません。

英語絵本を購入する際の注意点

英語絵本の種類については以上です。ほとんどの絵本が「ボードブック」「ハードカバー」「ペーパーバック」のいずれかなので、この3種類の違いを押さえておけば問題ないかと思います。

ただし、ECサイトで英語絵本を購入する際には注意しておきたい点もあります。

それは、これらの種類とECサイト上での分類が必ずしも一致しない場合がある、ということです。

英語版はらぺこあおむし『The Very Hungry Caterpillar』ボードブック、ハードカバー、ペーパーバックの違い(表紙)例えば、エリック・カールの『The Very Hungry Caterpillar』(邦題:はらぺこあおむし)の場合、Amazonでの分類は左からボードブック、ハードカバー、ペーパーバックとなります(※2021年5月時点)

英語版はらぺこあおむし『The Very Hungry Caterpillar』ボードブック、ハードカバー、ペーパーバックの違い(背表紙)英語版はらぺこあおむし『The Very Hungry Caterpillar』ボードブック、ハードカバー、ペーパーバックの違い(小口)しかし、真ん中の絵本はハードカバーというより大きめのボードブックに見えますよね。実際、ハードカバー版の商品ページには、商品名と説明文の両方に「BIG BOARD BOOK」と記載されています。少しややこしいですね。

中には、「BIG BOARD BOOK」が欲しくて「ボードブック」を選んで購入したのに、小さい絵本が届いてがっかりした…という経験をした方もいるようです。(ボードブック版もとても可愛いですが。)

このようなミスを防ぐためには、事前に絵本の詳細情報をしっかり確認しておくことが大切です。

Amazonでは、多くの絵本の商品ページに「ページ数」や「寸法」が記載されています。これらをしっかりと確認しておけば、商品の詳細な写真がない場合でも、ある程度のイメージは掴めると思います。

また、詳細情報が記載されていない場合は、購入前に商品の情報についてショップに問い合わせするのも一つの手です。

英語絵本は海外から取り寄せになる場合も多く、到着までに時間がかかることもあります。返品交換するにも時間がかかってしまい、返送料が自己負担になってしまう場合もあるので、「イメージしていたものと違った」ということはなるべく避けたいですね。

まとめ

英語絵本の種類とそれぞれの特徴をまとめると、以下のようになります。

ボードブック ハードカバー ペーパーバック
特徴 各ページが硬くて厚い板紙で出来ている。
全体的に厚みがある。
縦・横のサイズは小さいことが多い。
硬い材質のカバーに綴じられている。
中のページは比較的薄い紙で出来ている。
表紙・裏表紙・中のページ全てが比較的薄い紙で出来ている。
縦・横のサイズは大きいことが多い。
メリット 折れたり破れたりしにくい。
幼い子どもにもページがめくりやすい。
お出かけ先に持って行きやすい。
見た目の高級感がある。
カバーが丈夫なので長期保存に向いている。
薄いので本棚にたくさん収納できる。
紙面が大きいのでイラストの迫力がある。
価格が安い場合が多い。
デメリット 厚みがある分、本棚の場所を取る。
紙面が小さいので物足りなさを感じることもある。
中のページは折れたり破れたりしやすい。
価格が高い場合が多い。
折れたり破れたりしやすく、取り扱いには注意が必要。
作りが簡素な場合が多く、高級感は劣る。
こんな人向け 赤ちゃんへの読み聞かせ
お出かけ用
絵本を大事に扱える年齢
見た目や耐久性にもこだわりたい人 
絵本を大事に扱える年齢
一冊当たりの費用はできるだけ抑えて、色々な絵本を読みたい人

お子様の年齢や好みに応じて、適切な種類の絵本を選んでみてください。また、ECサイトで英語絵本を購入する際は、絵本の詳細情報をチェックするのを忘れないようにしてくださいね。

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