こんにちは、はにむらです。
今回は、ベネッセの年少(3〜4歳)向け教材「こどもちゃれんじほっぷ7月号」を紹介します。
我が家の娘は2020年3月生まれで、生後6カ月から「こどもちゃれんじ」を受講しています。
ちなみに、「ほっぷ」からは事前に選んだ通園タイプ(3年保育タイプ/保育園タイプ)によって、絵本の一部と保護者向け情報誌の内容が異なります。我が家は今年度から幼稚園に入園するため、「3年保育タイプ」を選択しました。
この記事では、「こどもちゃれんじほっぷ7月号」の教材内容や、親目線の率直な感想、子どもの反応などをお伝えします。また、有料オプション教材「こどもちゃれんじプラス」の7月号もあわせて紹介しています。
・こどもちゃれんじほっぷの教材ってどんな内容?
・早生まれの子どもの反応は?
・こどもちゃれんじプラスについても知りたい!
と気になっている方の参考になれば幸いです。
こどもちゃれんじほっぷ7月号の感想・レビュー
こどもちゃれんじほっぷ7月号の教材は、以下の内容でした。
- もったいないボックス
- はこぶんのかんがえるちからワーク
- ひらがな・かずカード
- ほっぷえほん(7月号)
- キッズワーク(7月号)
- アプリ配信(教材動画ほか)
- こどもちゃれんじほっぷ通信7月号(保護者向け)
それでは、各教材について詳しく紹介していきます。
もったいないボックス
親の満足度 :3.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
組み立てて作る紙製の箱(取っ手のみプラスチック製)。好きな物や、まだ使えるものを入れます。身の回りの物を大切にすることで、「もったいない」の気持ちを育むことを目的とした教材です。
■感想・レビュー
有り体に言えばただの箱なので、初めは「これだけ?シンプルな教材だな…」と思ったのですが、子どもは喜んですぐに入れるものを探していました。教材動画や絵本の内容と連動していることや、しまじろうの顔が描かれていたり、カラフルなデザインが子どもに特別感を持たせてくれるのかもしれません。
最近は家を綺麗に保つことや断捨離にばかり気をとられていたのですが、親としても物を大切にする心や「もったいない精神」の大切さに改めて気付かされました。
我が家では主に折り紙で作った作品や、余ったシール、包装用のリボンなどを入れています。容量は思ったほどなく、また紙製なので、詰め込みすぎには注意が必要です。
はこぶんのかんがえるちからワーク
親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
サイズ:縦21.5cm×横25.7cm×厚さ0.1cm
ページ数:8ページ
※表紙・裏表紙は除く。[/ac-box01]
「かみはこぶん」と「かずのドーナツやさん」のドーナツを使って、目的地までドーナツを届ける遊びができるワークブックです。「かみはこぶん」は巻頭綴じ込みで、折るだけで組み立て可能。指定された種類・数のドーナツを入れ、スタートから迷路を辿ってゴールを目指します。
途切れた道が繋がるよう影に合うシールを貼ったり、うさぎとくまにそれぞれ仲間と同じ種類のドーナツを配ってからゴールを目指すといった発展的な課題もあります。
■感想・レビュー
ほっぷ12月号で届く「はこぶん」の紙バージョンで遊べるワークブック。紙とはいえ可愛い見た目のはこぶんを娘はとても気に入っています。「頼まれたドーナツをお届けする」というミッションも分かりやすかったようで、張り切って取り組んでくれました。
注文内容を正確に把握する判断力や、迷路を辿る空間認識力・思考力が同時に鍛えられる良い教材だと思います。ページ数は少ないですが、何度も繰り返し遊べる点も魅力です。
ひらがな・かずカード
親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.5
■教材紹介
「ひらがな・かずパソコン」と連動した紙製のカード。7月号で届くのは以下の3枚です。
- 表面:7-1「なまえカード2」、裏面:7-2「のりものカード」
- 表面:7-3「レストランカード」、裏面:7-4「メッセージカード」
- 「かずのドーナツやさんカード」
「ひらがな・かずパソコン」本体上部の差し込み口にカードを差すと、対応するゲームが始まります。条件をクリアすると終了しますが、差したままにすると再度読み込みがされ、最初からゲームが始まります。カードを抜くと強制終了です。
・7-1「なまえカード2」
◎いぬこ先生「あらあら、落とし物がたくさん。探すのを手伝ってくれない?」「この○○、誰のかしら?」
→持ち主の名前の初めのひらがなを押して「できた」ボタンを押す。
(例:「き」→「きりんた」)
→4つ全ての落とし物の持ち主を探すと終了。
・7-2「のりものカード」
◎しまじろう「乗り物に乗ってお出かけするよ。どの乗り物に乗りたい?」
→カードに書かれた乗り物の初めのひらがなを押して「できた」ボタンを押す。
(例:「し」→「しんかんせん」)
→4種類全ての乗り物を選択すると終了。
・7-3「レストランカード」
◎「いらっしゃいませ、しましまレストランにようこそ。注文をどうぞ。」
しまじろう「ねえねえ、何にする?」
→カードに書かれたメニューの初めのひらがなを押して「できた」ボタンを押す。
(例:「す」→「すし」)
→6種類全てのメニューを選択すると終了。
・7-4「メッセージカード」
◎しまじろう「ぼくにお手紙ちょうだい!」
→カードに書かれた言葉の初めのひらがなを押して「できた」ボタンを押す。
(例:「あ」→「あそぼう」)
→5種類全てのメッセージを選べば終了。
・「かずのドーナツやさんカード」
◎「僕がお客さんだよ。○○ドーナツ、○つください。」
→「かずのドーナツやさん」を使ってドーナツを揚げて「できた」ボタンを押す。
→ソースを付けて「できた」ボタンを押す。
→終了。
■感想・レビュー
今月号のカードは、どれも4~6つの選択肢を全て選ぶ問題。これまでの号と比べてクリアまでの時間が長く、難易度が上がったように感じました。娘はレストランカードで遊びながら「ええぇ!?まだちゅうもんするの!?」と困惑していて面白かったです。
「かずのドーナツやさんカード」は、6月号のエデュトイ「かずのドーナツやさん」と連動したカード。しまじろうが注文(例:「いちごドーナツ、4つください。」)をしてくれるので、「ドーナツを揚げる」「ソースを付ける」作業を自分でして遊びます。あくまで注文をしてくれるのみで、正解・不正解を判断されることはないのですが、親が忙しい時なども子どもの一人遊びの相手になってくれるのでとても助かっています。
ほっぷえほん(7月号)
親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
- もったいないのはこ(1-12P)
- よくみてみよう!どうぶつのおやこ(13-17P)
- あそんだあとはおかたづけ(18-21P)
- つかっているってちゃんといえたよ(22-33P)
- みずべでのやくそく(34-37P)
- おるとどうなる?(38-41P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.4cm
ページ数:41ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
○もったいないのはこ
ある日の夜、しまじろうの元に「もったいないボックス」が現れ、しまじろうのお気に入りの折り紙やシールたちが入っていくお話。中にある物を使って、しまじろうは素敵なメダルを作ります。
○よくみてみよう!どうぶつのおやこ
コウテイペンギンの赤ちゃんが親ペンギンの足の上で温まったり、口移しでエサを貰ったりする様子を写真で見ることができます。
○あそんだあとはおかたづけ
「おかたづけシール」を本棚やおもちゃ箱に貼って、しまじろうと一緒にお片付けをします。
○つかっているってちゃんといえたよ
しまじろうとぞうたがジョウロの貸し借りを巡ってトラブルになるお話。いぬこ先生のアドバイスで、上手な伝え方を学びます。
○みずべでのやくそく
「水辺で遊ぶ時はどうする?」「磯や川で遊ぶ時はどうする?」「面白そうな生き物を見つけたらどうする?」―ライオンポリスが2択の「やくそくクイズ」で教えてくれます。
○おるとどうなる?
巻末付属の車のカードを折って立たせ、息を吹いてカーレースゲームをしたり、動物のカードを折って上に積み重ねたりして遊びます。
■感想・レビュー
「よくみてみよう!どうぶつのおやこ」では、コウテイペンギンの赤ちゃんの可愛い写真が楽しめます。更に、実物の90%大のコウテイペンギンのポスター付きで、ペンギンと子どもの背比べをすることもできます。ほぼ実寸大のペンギンは想像以上に大きく、体格も良くて驚きました。親目線でも新しい発見があるのがこどもちゃれんじ絵本の良いところだと感じています。
「つかっているってちゃんといえたよ」では、自分が使っているものを友達に「貸して」と言われた時の対処法が学べます。「“貸して”と言われたら“どうぞ”と言って貸してあげようね」と教えられがちですが、このお話はそうではなく、「自分はまだ使いたいから、終わってから貸してあげる」という気持ちをしっかり相手に伝えることの大切さが描かれていて感心しました。
キッズワーク(7月号)
親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
重点テーマ:[図形]平面図形
- [言語]字形の認識(1P)
- [図形]同じ形の認識(2-3P)
- [論理/図形/自然]運筆練習(4-5P)
- [論理/図形]仲間分け(6-7P)
- [数量/自然]集合数(8-9P)
- [図形/自然]探し絵(10-11P)
- [数量/図形]高さの認識(12-13P)
- [言語]言葉を読む(14-15P)
- [図形]同じ形の認識(16P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.2cm
ページ数:16ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
■感想・レビュー
今月の重点テーマは「平面図形」。絵の中の欠けた部分の陰に合わせてシールやカードを貼る作業を通して、図形の細かい違いを認識する力を育みます。他にも、スタートから目的物の側を通ってゴールまで線を引く課題(運筆練習)、●と同じ数だけケースの中にかぶとむしシールを貼る課題(集合数)などに取り組むことができます。
毎月、一人でワークブックに取り組んでいる娘。今月は平面図形の課題のカードをはさみで切り取る作業も自分でしようとしていて驚きました。ただし、形は合っているものの一部絵が逆になっている箇所もあり、まだまだ難しい部分もあるのかなと微笑ましく思いました。
スタートからゴールまで線を引く課題では、回数を重ねる度に筆圧が強くなってきているのを感じて頼もしく思っています。
教材動画(7月号)
親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.0
■教材紹介
- [ひらがな]ひらがな/ひらがなであそぼう1
- [ひらがな]ひらがな/もじもじいさん
- [生活習慣]せいかつしゅうかん/あそんだあとはおかたづけ!
- [自然科学]いきもの/ペンギンのおやこ
- [ひらがな]ひらがな/ひらがなであそぼう2
- [つくる]てゆびでかんがえる/おるとどうなる?
- [エデュトイ/数・形]ナッツさんのミラクルドーナツやさん/トッピングドーナツでおおいそがし!
- [エデュトイ/ひらがな]ひらがなのかきじゅんび/トレインえんぴつでたすけて!
- [うた・ダンス]<こどもちゃれんじ>テーマソング/せかいはパラダイス
- <ほっぷ>のおしらせ7がつごう
- [英語]えいご
本編約22分
■感想・レビュー
今月の「ひらがな/もじもじいさん」では、もじもじいさんが「こ」「い」「り」「け」「さ」の人文字を作ります。娘も全身を使って一生懸命真似しようとするのですが、一人ではできないので「ママもいっしょにやって!はやく!」と必死になっていて微笑ましいです。
「生活習慣/あそんだあとはおかたづけ!」は、しまじろうがお片付けロボットになって「ガッシャン、キン!」と言いながら部屋を綺麗にするという内容でした。4月号から続いた生活習慣のテーマは今回で最後。「朝の支度」「着替え」「色々な物を食べる」「片付け」ができるようになった証として、しまじろうが「できたよメダル」を貰います。娘がボソッと「まだおかたづけはできてない…どうしよう…」と言い、焦ったように部屋の片付けをし始めて笑ってしまいました。
ちなみに2023年度から、「こどもちゃれんじ」全コースにおいて教材動画はDVDからデジタル配信に変更となり、アプリ「しまじろうクラブ」「こどもちゃれんじTV」でのみ視聴可能となりました。我が家ではFire TV Stickを使用して「こどもちゃれんじTV」をダウンロードし、テレビで視聴しています。
こどもちゃれんじプラス7月号の感想・レビュー
「こどもちゃれんじプラス」は、本講座とは別売りの有料オプション教材です。7月号の教材は、以下の内容でした。
知育プラス:ワークブック「キッズワークプラス」
親の満足度 :5.0
子どもの反応:4.0
■教材紹介
重点テーマ:具体物と●と数字の対応/1~3
- [図形・論理]同じもの探し(1P)
- [数量・論理・図形]数字の字形の認識・数系列(2-3P)
- [数量・図形]高低の認識(4-5P)
- [数量・論理]数の多少判断(6-7P)
- [図形・論理]仲間分け(○△□の認識)(8-9P)
- [図形・論理]間違い探し(10-11P)
- [数量・論理・図形]数系列・数字の認識(12-13P)
- [言語・図形]ひらがなの字形の認識(14-15P)
- [数量・図形]数系列・数字の字形の認識(16-17P)
- [言語・図形]字形の認識・名詞(18-19P)
- [論理・数量・図形]系列(20-21P)
- [言語・図形]ひらがなの字形の認識(22-23P)
- [数量]多少判断(24-25P)
- [数量]具体物と●と数字の対応(1~3)(26-27P)
- [なかまにわけて]こまっているせんせいをはっけん!(28-32P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.3cm
ページ数:32ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
■感想・レビュー
今月号の重点テーマは「具体物と●と数字の対応」。イラストに描かれた●の数と同じになるように、指定されたシールを貼ります。(例:●●●と書かれた弁当箱におにぎりシールを3枚貼る。)他にも、2つのイラストを比べて高低や多少を判断する課題、形や色でカードを仲間分けする課題、間違い探しや探し絵遊びなどの課題があります。
今月号も内容・ボリュームともに充実していて満足度が高かったです。最初の課題「同じもの探し」の難易度が高く、大人でも油断すると間違えてしまうレベルなことに驚きでした(案の定、娘も見事に引っ掛かっていました)。その他の課題でも細かなミスはあるものの、基本的にはほぼ全て一人で取り組むことができています。系列や間違い探しなど、最初は苦手だった課題も難なく正答できるようになっており、反復練習の重要性を感じています。
読み聞かせプラス:絵本「いくぞ!オテテたんけんたい」
親の満足度 :5.0
子どもの反応:5.0
■教材紹介
サイズ:縦24cm×横20cm×厚さ0.3cm
ページ数:24ページ
※表紙・裏表紙は除く。
お手々の兄妹「テテコちゃん」と「テテにいちゃん」。二人にとって、家の中はハラハラドキドキ冒険の世界!海を泳ぎ、ジャングルの中を進み、怪獣だってやっつけます。
■感想・レビュー
写真の上に手書き風のイラストを組み合わせ、人間の手を主人公たちに、家の中の風景をジャングルや洞窟に見立てた絵本。こういったタイプの絵本は初めてで、私も新鮮な気持ちで読むことができました。
娘に特に好評だったのは、2つのオテテが合体して恐竜に変身するシーン。親子で一緒に真似して遊びました。とにかくアイディアが面白く、可愛くて、創造力を掻き立てられる素晴らしい絵本です。シリーズ化希望!
表現プラス:ワークブック「おってきるⅠ」
親の満足度 :4.0
子どもの反応:3.5
■教材紹介
テーマ:かたをつかってかく
- よんであそぼう
- やってみよう
- はさみレストラン
- みてみてキット「ゆらゆらあざらし」
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.3cm
ページ数:24ページ
※表紙・裏表紙、活用ガイドのページは除く。
■感想・レビュー
紙製のシートを半分に折ったり角を折ったりして、様々な物に見立てるワークブックです。例えば、四角い「ドアシート」を半分に折ってドアを作ったり、四角い「かさシート」を対角線で半分に折って傘を作ったり、動物の「かおシート」の角を折って耳を作ったりして遊びます。
①シートを切り取る②折る③のりで貼るという、非常にシンプルな作業のみで完成できるので、お絵描きや工作が得意でないお子さんでも取り組みやすいワークブックだと思います。
娘にとって「紙の角をぴったり折る」ことはまだまだ難しいようですが、「正方形の紙を半分に折ると長方形になる」「対角線で折ると三角形になる」ことに気付けたことが楽しかったようです。また、このワークブックを通して折り紙にも興味を持つようになりました。