こんにちは、はにむらです。
我が家では毎日娘に英語絵本を読み聞かせているのですが、初めの頃は「自分の発音で大丈夫なのかな?」と不安がありました。英語、特にスピーキングが苦手な人にとって、「子どもに英語絵本を読み聞かせる」というのは少しハードルが高いですよね。
今回は、英語が苦手な人にも読みやすく、英語絵本の楽しさを感じられる一冊を紹介します。
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』です。(※写真はボードブック版)
ベネッセの「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」入会特典として頂いたもので、娘に初めて読み聞かせをした思い出の英語絵本です。
この記事では、『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』の大まかなあらすじや見どころなどを紹介していますので、是非チェックしてみてくださいね。
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』の詳細情報
タイトル | Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? (邦題:くまさんくまさんなにみてるの?) |
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著 | Bill Martin(ビル・マーティン) |
イラスト | Eric Carle(エリック・カール) |
本編ページ数 | 24P |
総単語数 | 196語 |
絵本の種類 | ボードブック/ハードカバー/ペーパーバック/電子書籍 |
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』のあらすじ
I see a red bird looking at me.
出典元:『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』
「くまさん、くまさん、なに見ているの?」
「とりさん、とりさん、なに見ているの?」
つながっていく視線を追いかけながら、様々な動物たちに出会っていきましょう。
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』の見どころ
リズミカルな文章と次々に現れる動物たち
流れるようなリズミカルな文章が特徴的な絵本です。テンポの良い言葉と韻のリズムが楽しく、特に意識しなくても「歌うように」読むことができます。
最初に登場するのは、見開きいっぱいに描かれた茶色いくま。読み手が「何を見ているの?」と問いかけると、くまは「赤い鳥」と答えます。
その視線を追うようにページをめくると、今度は見開きいっぱいに描かれた赤い鳥が登場。再び「何を見ているの?」と問いかけると、鳥は「黄色いアヒル」と答えます。
同じやりとりを繰り返しながら、次々に新しい動物たちに出会っていきます。
ページをめくる前に、次に登場する動物の色と名前が分かる仕組みなので、「予測」と「確認」を繰り返しながら楽しめるのも魅力です。
色鮮やかでダイナミックなイラスト
エリック・カールの描く、芸術的なイラストも特徴的です。コントラストがはっきりとした、色鮮やかでダイナミックなイラストが目を惹きます。
視力が未発達な赤ちゃんでも認識しやすく、イラストを見るだけでも楽しめると思います。
我が家の娘には生後7カ月の時に初めて読み聞かせをしたのですが、どのページのイラストにも釘付けになっていたのが印象的でした。
学べる英単語や表現は?
登場する英単語は馴染みのあるものばかりなので、英語に苦手意識がある人でも気軽に読めると思います。
また、同じ型の文章が何度も繰り返されるので、幼い子どもにも英単語の意味が自然と理解できるのではないでしょうか。
・色と動物の名前
作中には、「“茶色い”くま」「“赤い”鳥」のように、それぞれのカラーを持った動物たちが全部で9匹登場します。
「Brown Bear, Brown Bear,」のように繰り返し呼びかけるので、リズムのあるフレーズとなって耳に残りやすいです。
色鮮やかなイラストの視覚情報とも相まって、「色」や「動物」の名前を自然と覚えられると思います。
・「see」と「look」の違い
「see」と「look」の二つの単語も繰り返し使用されています。
日本語訳ではどちらも「見る」と訳されますが、両者には次のようなニュアンスの違いがあります。
・「see」…視界に入るものを自然に見る
・「look」…視線を向けて意識的に見る
つまり、「I see ○○ looking at me.」は、「私を(視線を向けながら)見ている○○が(視界に)見えます。」というニュアンスになります。
絵本を通して「see」と「look」の違いが感覚的に分かるのではないでしょうか。
※「I see ○○ looking at me.」は、「○○が私を見ているのが見える」とも訳せますが(“知覚動詞+目的語+現在分詞”の文型)、ここでは現在分詞の形容詞的用法として解釈しています。
英語絵本の魅力がたっぷり詰まった『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』。色鮮やかな動物たちのイラストと、歌うように流れる言葉のリズムを、是非親子で一緒に楽しんでくださいね。