こんにちは、はにむらです。
前回に引き続き、「クリスマスにおすすめの英語絵本」の紹介・第6弾です。
今回は、赤ちゃんの読み聞かせにもぴったりな仕掛け絵本を紹介します。
『Dear Santa』です。(※写真はボードブック版)
この記事では、『Dear Santa』の大まかなあらすじや感想、使われている単語や文法などを紹介していますので、是非チェックしてみてくださいね。
『Dear Santa』の詳細情報
タイトル | Dear Santa |
---|---|
著 | Rod Campbell(ロッド・キャンベル) |
イラスト | |
本編ページ数 | 14P |
総単語数 | 113語 |
絵本の種類 | ボードブック/ハードカバー/ペーパーバック |
『Dear Santa』のあらすじ
Too small, thought Santa.
I’ll send something else.
出典元:『Dear Santa』
主人公がサンタクロースに手紙を出し、「クリスマスには何か特別な物をください」とお願いします。
サンタクロースは色々なプレゼントを用意してみますが、小さすぎたり大きすぎたり――、どれもしっくり来ません。
頭を悩ませるサンタクロース。クリスマスイブには、一体どんなプレゼントを届けてくれたのでしょう?
『Dear Santa』の感想・レビュー
プレゼントが次々に現れる仕掛け
『Dear Zoo』で知られる、スコットランドの絵本作家、ロッド・キャンベルのクリスマス仕掛け絵本。構成や展開は『Dear Zoo』とほぼ同じで、物語は主人公がサンタクロース宛てに「特別なプレゼントをください」と手紙を書くことから始まります。
手紙を貰ったサンタクロースはプレゼントを用意してみるのですが、どれもしっくり来ず、次々にプレゼントを包んでいく――というお話です。
各見開きページには、箱やラッピングペーパーのイラストが一つずつ描かれています。それらは全てめくり仕掛け(フラップ)となっており、めくると様々なプレゼントが現れます。
「次はどんなプレゼントが出てくるのかな?」と想像しながら読み進めることができ、子どもの好奇心を刺激する楽しい絵本です。
シンプルでカラフルなイラスト
色々な柄や形のラッピングをかたどった、カラフルな仕掛けが特徴的です。背景は真っ白で、仕掛け以外のイラストはほとんどありません。とてもシンプルなので、赤ちゃんにも視覚的に分かりやすいと思います。
また、最後のページには動物の毛に見立てたふわふわの仕掛けがあり、さわったり撫でたりして楽しむことができます。動物が好きなお子さんなら、喜ばれること間違いなしですよ。
『Dear Santa』の単語・文法
本文中に登場する単語・文法の中で、特筆すべきものを以下で紹介します。
主な単語
- bouncy [báunsi]
【形】よく弾む、弾力がある - scary [skéəri]
【形】怖い - messy [mési]
【形】汚い、やっかいな
主な文法
・関係代名詞「what」
関係代名詞とは、接続詞と代名詞の役割をあわせ持ち、先行詞(直前の名詞)を修飾する語を指します。
ただし、関係代名詞「what」には「the thing(s)」の意味が含まれるため、先行詞が置かれないのが特徴です。
・This is what I bought yesterday.
=This is the thing which I bought yesterday.
→これは私が昨日買った物です。
『Dear Santa』はこんな人におすすめ
0歳の赤ちゃんから、4~5歳くらいまでのお子さんにおすすめです。仕掛け絵本が好きなお子さんや、動物が好きなお子さんには特におすすめですよ。
仕掛けは比較的丈夫だとは思いますが、小さな仕掛けもあるので、お子さんが自分でめくる際は注意が必要です。
文章は見開き1ページあたり3~4文で、同じような文章の繰り返しが多く、読み聞かせの難易度はかなり易しいです。英語が苦手な人にも読みやすい絵本なので、是非クリスマスプレゼントに選んでみてくださいね。