こんにちは、はにむらです。
最近の娘のお気に入りは「動物図鑑」。自分で本棚から引っ張り出してきて、写真を指差しながら日本語や英語で名前を言うようになりました。
リアルな動物はほとんど見たことがないのですが、赤ちゃんの頃から絵本でたくさん見てきたので、動物が大好きになったのかもしれません。
今回は、娘が0歳の頃から気に入っている、動物がたくさん登場する英語絵本を紹介します。
『Dear Zoo』です。(※写真はボードブック版)
ベネッセの幼児向けハイレベル英語教材「Worldwide Kids(ワールドワイドキッズ)」の教材にも選ばれています。動物が好きな子どもには特におすすめですよ。
この記事では、『Dear Zoo』の大まかなあらすじや感想、使われている単語や文法などを紹介していますので、是非チェックしてみてくださいね。
『Dear Zoo』の詳細情報
タイトル | Dear Zoo (邦題:おとどけものです。/どうぶつえんのおじさんへ) |
---|---|
著 | Rod Campbell(ロッド・キャンベル) |
イラスト | |
本編ページ数 | 16P |
総単語数 | 115語 |
絵本の種類 | ボードブック/ハードカバー/ペーパーバック |
『Dear Zoo』のあらすじ
So they sent me a… He was too tall! I sent him back.
出典元:『Dear Zoo』
主人公が動物園宛てに手紙を出し、「ペットをください」とお願いします。
次々に贈られてくる動物たち。
しかし、大きすぎたり背が高すぎたり…、なかなか気に入るペットは見つかりません。
動物園の人たちも頭を悩ませますが――。
最後に手に入れた、最高のペットとは?
『Dear Zoo』の感想・レビュー

動物が次々に現れる、楽しい仕掛けとストーリー
世界中で200万部以上を売り上げている、定番の幼児向け仕掛け絵本。物語は、主人公が動物園宛てに「ペットをください」と手紙を書くことから始まります。
動物園から贈られてくるのは、大きな檻だったり、小さな箱だったり。それらは全てめくり仕掛け(フラップ)となっており、めくると様々な動物が現れます。
登場する動物は全部で8種類。「次は何が出てくるのかな?」と想像しながら読み進めることができ、子どもの好奇心を刺激します。「動物園からペットをプレゼントしてもらう」という、現実にありそうでないストーリーも面白く、結末も微笑ましく感じました。
とてもシンプルな構成で、最初から最後まで主人公視点のイラストと語り口調で描かれているので、絵本の世界に入り込みやすいのではないでしょうか。
愛着の湧く動物たちのイラスト
描かれている動物たちは丸い目をしていたり、舌をペロッと出していたり、おどけた表情をしていて可愛いです。作中では動物園に送り返されてしまう動物たちにも、きっと愛着が湧くと思います。
また、文章中の動物の名前にあたる部分は全て「…」となっており、表記されていません。そのままイラストだけを見て楽しむこともできますし、「lion」など名前を教えてあげたり、鳴き声を真似してみたり、「What’s this?」とクイズを出してみたり、色々な読み方を試してみるのも面白いかもしれませんね。
『Dear Zoo』の単語・文法
本文中に登場する単語・文法の中で、特筆すべきものを以下で紹介します。
主な単語
- fierce [fíərs]
【形】獰猛な、凶暴な - grumpy [grʌ’mpi]
【形】気難しい、不機嫌な - scary [skéəri]
【形】怖い - naughty [nɔ’ːti]
【形】いたずらな
主な文法
・一般動詞の過去形
作中の文章は全て過去形です。
その中で4種類の一般動詞が登場しますが、全て「不規則動詞」(過去形の語尾が“-ed”でないもの)となっています。
・「write」→「wrote」
・「send」→「sent」
・「think」→「thought」
・「keep」→「kept」
不規則動詞を暗記するのは大変ですが、絵本を通して楽しく覚えられると良いですよね。
『Dear Zoo』はこんな人におすすめ
0歳の赤ちゃんから、4~5歳くらいまでのお子さんにおすすめです。動物が好きなお子さんは特に喜んでくれると思います。
文章は見開き1ページあたり3~4文で、ほとんどが同じような文章の繰り返し。読み聞かせの難易度はかなり易しいので、初めての英語絵本にもぴったりだと思います。
英語に自信のない方や、子どもにネイティブの英語を聞かせたい方には、「株式会社ワールドライブラリー」が販売するCD付き絵本がおすすめです。CDにはネイティブスピーカーによる『Dear Zoo』のリーディング音声のほか、絵本の詞を一定のリズムに乗せたチャンツバージョンや、オリジナルのメロディーに絵本の詞を乗せた歌バージョンが収録されています。是非チェックしてみてくださいね。
