こんにちは、はにむらです。
今回は、ベネッセの年少(3〜4歳)向け教材「こどもちゃれんじほっぷ4月号」を紹介します。
我が家の娘は2020年3月生まれで、生後6カ月から「こどもちゃれんじ」を受講しています。
ちなみに、「ほっぷ」からは事前に選んだ通園タイプ(3年保育タイプ/保育園タイプ)によって、絵本の一部と保護者向け情報誌の内容が異なります。我が家は今年度から幼稚園に入園するため、「3年保育タイプ」を選択しました。
この記事では、「こどもちゃれんじほっぷ4月号」の教材内容や、親目線の率直な感想、子どもの反応などをお伝えします。また、有料オプション教材「こどもちゃれんじプラス」の4月号もあわせて紹介しています。
・こどもちゃれんじほっぷの教材ってどんな内容?
・早生まれの子どもの反応は?
・こどもちゃれんじプラスについても知りたい!
と気になっている方の参考になれば幸いです。
こどもちゃれんじほっぷ4月号の感想・レビュー
こどもちゃれんじほっぷ4月号の教材は、以下の内容でした。
- ひらがな・かずパソコン
- ひらがな・かずカード
- パソコンかばん
- ちゃれんじえんごっこセット
- ちゃれんじえんタウンシート(えほん綴じ込み)
- しまじろうとちょうせんポスター(えほん綴じ込み)
- ほっぷえほん(4月号)
- キッズワーク(4月号)
- アプリ配信(教材動画ほか)
- さいしょに読む本(保護者向け)
それでは、各教材について詳しく紹介していきます。
ひらがな・かずパソコン
親の満足度 :5.0
子どもの反応:5.0
■教材紹介
以下4通りの遊びが楽しめる、電池式のエデュトイ(知育玩具)です。(※単4形マンガン乾電池×2本付属)
- そのままで遊ぶ
・あいうえおの歌…「あいうえおのうた」ボタンを押すと、しまじろうが「あいうえおの歌」を歌う。
・文字さがし遊び…「もじさがし」ボタンを押すと、しまじろうがクイズを5問連続で出しくれる。「例:えんぴつの“え”はどこかな?」
・録音再生メッセージ遊び…文字を押してから「できた」ボタンを押すと、リピート再生される。(最大15文字まで) - カードを差して遊ぶ
・「ひらがな・かずカード」を、本体正面上部にある差し込み口に差して遊ぶ。
テーマ:ごっこ遊び、園遊び、メッセージ、自然など全28種類(※進級お祝いカードを含む) - 人形を差して遊ぶ
・しまじろう、みみりん、とりっぴい人形を、本体正面右上にある差し込み口に差して遊ぶ。
テーマ:しまじろうのお話遊び、みみりんの洋服選び、とりっぴいクイズなど - 他のエデュトイと一緒に遊ぶ
・対応するカードを差すと、しまじろうが指示や注文を出す音声が流れる。
連動教材:「かずのドーナツやさん」「バランスパズル」「かるた」
裏面には「ひらがな・かずカード」をまとめて収納することができます。
■感想・レビュー
「こどもちゃれんじほっぷ」の目玉ともいえる知育玩具。音声ガイドが充実しているため操作が分かりやすく、子ども一人でも遊びやすいのが魅力です。
娘は前年度教材「こどもちゃれんじぽけっと」を通してある程度ひらがなを覚えていたのですが、このパソコンが来てから毎日夢中で遊び、1ヶ月足らずでひらがなの読みを全てマスターしました。イチオシは「録音再生メッセージ遊び」。「(むすめ)ちゃんはままがだいすき」といった文章を自分で作り、「できたボタンをおして〜」と持って来ては私に聞かせてくれます。
濁点・半濁点や小さい「っ、ゃ、ゅ、ょ」も入力できますが、小さい「ぁ、ぃ、ぅ、ぇ、ぉ」は入力できないので、「ティー」「フォン」といった外来語の表現はできません。
カードや人形を差したり、他の知育玩具とあわせて遊ぶこともできるので、一年を通して飽きずに楽しめそうです。「パソコン」という名前ですが液晶画面はなく、長時間遊んでも目の負担にならないのも魅力だと思います。私がデスクで自分のパソコンを開けて作業をしていると、娘もひらがな・かずパソコンを持って来て隣に座り、「いっしょにぱそこんする〜!」と言ってくれるのがとても可愛いです。
ひらがな・かずカード
親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
「ひらがな・かずパソコン」と連動した紙製のカード。4月号で届くのは以下の3枚(※)です。
※「こどもちゃれんじぽけっと」から継続受講する場合のみ、進級お祝いカード「はなちゃんカード」が追加で届きます。
「ひらがな・かずパソコン」本体上部の差し込み口にカードを差すと、対応するゲームが始まります。条件をクリアすると終了しますが、差したままにすると再度読み込みがされ、最初からゲームが始まります。カードを抜くと強制終了です。
・4-1「なまえカード1」
◎いぬこ先生「みんなはどこかしら?一緒に探してほしいの。」
→カードに書かれたキャラクターの名前の初めのひらがなを押して「できた」ボタンを押す。
(例:「み」→みみりんを見つけられる。)
→5人全員見つけたら終了。
・4-2「どうぶつカード1」
◎しまじろう「動物園に来たよ。うわー、動物がいっぱい!どの動物を見に行く?」
→カードに書かれた動物の名前の初めのひらがなを押して「できた」ボタンを押す。(例:「き」→「きりん」を見に行く。)
→全ての動物を選択すると終了。
・4-3「あいさつカード」
◎ランダムで問題が読み上げられる。
例:「ごはんをこれから食べるところだよ。こんな時、何て言うかな?ひらがなを押して、教えてあげてね。」
→「い」を押して「できた」ボタンを押す→「いただきます。」
→4問全て正解すると終了。
・4-4「うたカード1」
◎しまじろう「歌の時間だよ。一緒に歌おう。」
→カードに書かれた歌のタイトルの初めのひらがなを押して、「できた」ボタンを押す。
(例:「む」→童謡「むすんでひらいて」をしまじろうが歌う。)
→3曲全て選択すると終了。
・4-5「でんしゃカード」
◎運転士「一緒に電車を運転しよう。ひらがなを押して、出発!」
→カードに書かれた操作の初めのひらがなを押して「できた」ボタンを押す。
(例:「あ」→「開ける」、「と」→「止める」)
→6種類全部選択すると終了。
・4-6「きみのなまえカード」
◎初めて差す、もしくは「もどる」ボタンを押しながら差す➡子どもの名前登録が始まる。
→子どもの名前のひらがなを入力して、「できた」ボタンを押す。
→「君」の場合は「く」、「ちゃん」の場合は「ち」を押す。
→パソコン起動時などにしまじろうが呼び掛けてくれるようになる。
◎名前登録後に差す➡名前クイズが始まる。
(例:「はなちゃんの“は”はどこかな?」)
・4-7 はなちゃんカード
◎しまじろう「はなちゃんが泣いちゃった。どうしたらはなちゃん笑ってくれるかな?そうだ!楽しい楽器の音を鳴らそう!」
→カードに書かれた楽器の初めのひらがなを押して、「できた」ボタンを押す。
(例:「ふ」→お母さんが笛を吹く。)
→正解はランダム。正解の楽器を選ぶと終了。
「はなちゃんカード」は、「こどもちゃれんじぽけっと」から継続受講した場合のみ届けられる「進級お祝いカード」です。
■感想・レビュー
4月号のカードは、どれも頭文字のひらがなを選ぶだけの初歩的な問題となっているため、ひらがなを全部覚えていなくても楽しめます。また、例えば「どうぶつカード1」で「き」ではなく「き・り・ん」と3文字全て押して「できた」ボタンを押しても正解となるため、難易度の高い遊び方も可能です。娘は既にいくつかひらがなを覚えていたため、半分ほどは全部押しに挑戦していました。
個人的に、ランダムで問題が流れるカード(あいさつカード)が特に遊びやすいと感じました。自分で好きな答えを選ぶカードは、どれを選んだか途中で分からなくなり、問題が延々と終わらず嫌になってカードを抜いてしまうことも。特に「でんしゃカード」は選択肢が多く、全部押しをするのも難しいため(「とめる」を「とまる」と入力して不正解になるなど)、娘の反応は今ひとつでした。もう少し成長すると、ごっこ遊び感覚で楽しめるようになるかもしれません。娘のイチオシは「うたカード1」。手遊びしながら一緒に歌って楽しんでいます。
気になるポイントとしては、紙製なので、折れる・破れるに注意が必要という点です。また、カード下部の切れ目の位置によってパソコン本体がどのカードかを認識する仕組みなので、まっすぐしっかり差さないと、誤認識する可能性があります。(娘も一度、まだ届いていない5月号の遊びが始まって戸惑っていました。)
パソコンかばん
親の満足度 :3.5
子どもの反応:4.0
■教材紹介
「ひらがな・かずパソコン」を収納できるかばん。ブルー・グリーン・ピンクの3色があり、「こどもちゃれんじぽけっと」事前登録時に好きな色を選択できました。(選択していない場合は任意の色が届きます。)
感想・レビュー
我が家は事前登録時に、娘の希望でピンク色を選びました。しまじろう・みみりん・とりっぴいと、カラフルなお菓子のイラストがとても可愛いです。
表面はツルツルしていて、ビニールシートのような手触り。それなりに頑丈なのと、汚れが付きにくい点は◎。しまじろう・みみりん・とりっぴいの人形を入れる内ポケット付きなので、お片付けにも便利です。
ただし、口の部分が閉まらないのでお出かけ先などに持ち運ぶには少し心もとないかもしれません。スナップボタンのようなものがあればより実用性が高くなるのではと感じました。
ちゃれんじえんごっこセット
親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
【付属品】
- しまじろう人形
- みみりん人形
- へんしんバス
・しまじろう人形・みみりん人形
「ひらがな・かずパソコン」本体正面右上の差し込み口に差し込んで遊びます。それぞれのゲームは、対応する号の「ひらがな・かずカード」を差すことで初めて解放されます。
4月号 | 5月号 | 6月号 | 7月号 | 8月号 | |
しまじろう | 歌遊び | お話遊び | |||
みみりん | 買い物遊び | 電車遊び | たまご遊び | ジュース遊び | みみりんの洋服選び |
- 歌遊び…好きなひらがな(1〜6文字)を入力して「できた」ボタンを押すと、しまじろうがその言葉をメロディーに合わせてリピートしてくれる。(6回連続で1セット)
- お話遊び…好きな果物/乗り物/動物をしまじろうが質問してくれる。(3問連続で1セット)
とりっぴい人形は5月号で届きます。
しまじろう人形は12月号エデュトイ「はこぶん」とも連動。紛失した場合は単品購入も可能です。
・へんしんバス
4か所の凹凸を合わせて組み立てるプラスチック製の玩具。底面には小さなタイヤが4つ付いており、ミニカーのように動かして遊ぶことができます。ちゃれんじ園バスの面を裏返して組み立てると、しまじろうのお父さんが運転する「おでかけワゴン」に変身します。
感想・レビュー
【追記:2023年8月】
しまじろう人形・みみりん人形を「ひらがな・かずパソコン」に差すと、その時点で解放されているゲームがランダムで始まりますが、選び直しをしたい場合は一度人形を抜いてもう一度差す必要があります。娘は気に入った遊びがなかなか始まらず、何度も「もどる」ボタンを押しては困惑していました。遊びたいゲームを自分で選べる機能があると、より楽しみやすいのではないかと思いました。
しまじろう人形の「お話遊び」では、質問に対する答えを自由に入力するのですが、質問の意図と異なる回答や、意味不明な単語を入力しても問題はなく、しまじろうが「僕も大好きだよ!」「カッコいいよね!」などと共感してくれます。(子どもが成長すると、ふざけた遊び方をしそうだなと思います…。)
「へんしんバス」は、子どもの力でも簡単に組み立てができ、開いた状態でスリムに収納することも可能です。タイヤもスムーズに動くので、シンプルながら長く遊べる玩具だと思います。
ちゃれんじタウンシート
親の満足度 :3.5
子どもの反応:4.0
しまじろうの家や、お店・道路、ちゃれんじ園が描かれた紙製のシート。しまじろう人形やへんしんバスを使って、ごっこ遊びが楽しめます。
サイズ:縦49.4cm×横69.5cm
裏面には道路や働く乗り物が描かれており、おでかけワゴンを走らせて遊べます。
■感想・レビュー
約50cm×70cmとサイズは大きめで、広げる際はある程度のスペースが必要となります。トイレや食卓、手洗い場など様々なイラストが描かれているため、遊び方は豊富。娘はしまじろう人形をトイレに座らせたり、ちゃれんじえんバスに乗せたり、ちゃれんじえんの遊具で遊ばせたりと、多様なごっこ遊びを楽しんでいます。案外、子どもはこのくらいシンプルな遊びの方が好きなのかもしれません。
「こどもちゃれんじ」の玩具あるあるなのですが、こういったシートは紙製であることが多いです。子ども自身も大切に扱おうとはしているのですが、数カ月遊んでいるとどうしても折れたり破れたり、ボロボロになってしまうことは避けられません。気になる場合はラミネート加工をするのも一つの手かと思います。
しまじろうとちょうせんポスター
親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.0
生活習慣に関する月ごとの目標が書かれており、達成すると「ほめられシール」が貼れるポスターです。
【目標】
4月…顔を洗う
5月…自分で着替える
6月…色々食べる
7月…遊びの後片付けをする
「ほめられシール」は各月8枚。絵本の巻末に綴じ込みされています。
■感想・レビュー
各月の目標は教材動画の内容とも連動しているので、「しまじろうと一緒に頑張ろう」と意識付けすることができます。各家庭で決めた目標を記入できる欄もあり、シンプルですが「こういうのが欲しかった!」と思える教材でした。
娘は6月の「色々食べる」以外はまだできたことがなく、シールを貼るのを楽しみに自分なりに頑張って挑戦してくれました。「達成するとシールが貼れる」「貼ったシールを何度も見返せる」点が、子どものモチベーションに繋がっているのではないかと思います。
ほっぷえほん(4月号)
親の満足度 :5.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
- はじめまして!ほっぷぐみ(1-5P)
- たのしいな ちゃれんじえん(6-13P)★「3年保育タイプ」限定
- よくみてみよう!どうぶつのおやこ(14-27P)
- じぶんでできるよ!あさのしたく(28-33P)
- いるかな いるかな(34-45P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.4cm
ページ数:45ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
○はじめまして!ほっぷぐみ
ほっぷぐみのクラスメイト12人の氏名、誕生日、好きなことが紹介されています。また、ほっぷぐみシール(クラスメイトたちのシール)を公園のイラストの好きなところに貼って遊びます。
○たのしいな ちゃれんじえん
しまじろうがバスに乗って初めてちゃれんじえんへ行くお話。つみきで遊んだり、いぬこ先生に紙芝居を読んでもらったりして、楽しい時間を過ごします。
○よくみてみよう!どうぶつのおやこ
猿の赤ちゃんがお母さんに抱っこしてもらったり、毛づくろいしてもらったり、温泉に入ったりしている実物写真が見られます。他にもパンダやコアラの親子の写真や、子猿・親猿の手の写真(実寸大)と自分の手の大きさを比べられるページもあります。
○じぶんでできるよ!あさのしたく
しまじろうのお父さんが、上手に顔を洗う方法を教えてくれるお話です。歯磨きのコツも書かれています。
○いるかな いるかな
お姉ちゃんと弟が、ダンゴ虫を探して石の下や草の中を探索し、色々な生き物を見つけるお話です。
■感想・レビュー
2〜3歳児向け教材「こどもちゃれんじぽけっと」の絵本は3つのテーマで構成されていましたが、「ほっぷ」の絵本はテーマが5つとなり、ページ数も大幅に増えています。
「3年保育タイプ」限定のお話「たのしいな ちゃれんじえん」では、初めて幼稚園に行くしまじろうの様子が描かれています。個人的に良いなと思ったのが、「あれ?お母さんは行かないの?」「お母さんはおうちで待っているからね」という台詞のやりとりです。「幼稚園は自分一人で行く場所」「けれども楽しい場所」ということが何となく理解できるのではないでしょうか。事前にこのお話を読んでいた効果かは分かりませんが、娘は初日から特に泣いたり嫌がったりすることなく登園してくれました。
「よくみてみよう!どうぶつのおやこ」では、たくさんの可愛い動物の親子の写真に癒されました。娘も猿の赤ちゃんの写真を見て「かわいー!!」と大喜び。実寸大の子猿の手の写真と自分の手を比べ、「おなじだ!!」と楽しんでいました。動物の存在を身近に感じたり、動物にも自分たちと同じように親子の結び付きがあることを知れたのではないかと思います。
キッズワーク(4月号)
親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
重点テーマ:[言語]絵と文字の区別
- [数量]1対1対応(1-3P)
- [言語]ひらがな探し(4-5P)
- [数量]数くらべ(1対1対応)(6-7P)
- [論理/図形]仲間分け(8-9P)
- [図形/論理]迷路(10-11P)
- [図形]形合わせ(12-13P)
- [論理]同じもの探し(14-15P)
- ひらがなパソコン「きみのなまえカード」(16P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.2cm
ページ数:16ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
■感想・レビュー
「こどもちゃれんじほっぷ」からレギュラー教材となった「キッズワーク」。アプリ「しまじろうクラブ」「こどもちゃれんじTV」で毎月配信される教材動画「しまタイム」とも連動しており、しまじろうと一緒に取り組むこともできます。
今月の重点テーマは「絵と文字の区別」。絵の中から指定されたひらがなを探し(例:「靴屋の看板(くつ)にクレヨンで〇を付ける」)、絵とひらがなを区別できるようになることで、ひらがなへの興味を引き出すことが目的の課題です。他にも、イラストの欠けた部分に合う形のシールを選んで貼る、釣り竿と魚を線で結んで一人一匹ずつ魚が釣れるように絵を完成させる、チョコといちごのドーナツカードを使ってドーナツ作り遊びをし、ドーナツを種類ごとに分けて皿の上に乗せる、といった課題があります。
ほとんどのページにしまじろうと仲間たちが登場するので、勉強というより遊び感覚で楽しく取り組めます。特別難しい課題はなく、分量も16ページと多くはないので、初めてのワークにも最適だと感じました。問題文も簡単なので、ひらがなが読めるお子さんであれば一人でも取り組めると思います。
娘の場合は親の力をほとんど借りることなく、初回の30分足らずで全て解き終えていました。「もうおわり!?」と残念がっていましたが、カードを使った課題(ドーナツカードの仲間分け、品物カードの同じもの探し)については繰り返し取り組めるので、その後もたまに遊んでいます。ワークの分量に物足りなさを感じる場合は、後述する有料オプション教材の「知育プラス」を受講するのがおすすめです。
教材動画(4月号)
親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
- [ひらがな]ひらがな/ひらがなたんてい
- [ひらがな]ひらがな/もじもじいさん
- [自然科学]いきもの/さるのおやこ みーつけた!
- [数・形]ちいく/かずくらべ1
- [うた・ダンス]ともだちのうた/ともだちのうた1
- [生活習慣]せいかつしゅうかん/じぶんでできるよ あさのしたく
- [数・形]ちいく/かずくらべ2
- [うた・ダンス]ともだちのうた/ともだちのうた2
- [数・形]ちいく/かずくらべ3
- [数・形]ナッツさんのミラクルドーナツやさん/ひとりに1こずつくばろう
- [うた・ダンス]ともだちのうた/ともだちのうた3
- [うた・ダンス]キッズワーク/わくわくワークのうた
- [うた・ダンス]<こどもちゃれんじ>テーマソング/せかいはパラダイス
- <ほっぷ>のどうがでいっしょにあそぼう!
- [英語]えいご
本編約22分
■感想・レビュー
「ほっぷ」の教材動画からは、「ひらがな」「数・形」といったテーマが始まり、学習要素が少しだけ強くなります。とは言え、アニメや人形劇、実写など様々な映像で構成されており、また「ひらがな探偵」「もじもじいさん」といった新しいキャラクターも登場し、子どもが飽きずに20分間興味を保てるよう工夫されていると感じます。特に「もじもじいさん」は、如何にも子どもが好きそうな「ひょうきん者のおじいさん」で、一人で人文字を作る様子がとても面白く、娘も真似ばかりしています。
2023年度から、「こどもちゃれんじ」全コースにおいて教材動画はDVDからデジタル配信に変更となり、アプリ「しまじろうクラブ」「こどもちゃれんじTV」でのみ視聴可能となりました。スマホやタブレットでももちろん視聴可能なのですが、我が家ではFire TV Stickを使用してテレビで視聴しています(※こどもちゃれんじTVのみ視聴可能)。小さい画面では視力への影響が心配…という方には、テレビでの視聴が断然おすすめです。(※旧タイプのFire TV StickではこどもちゃれんじTVアプリをダウンロードできない場合がありますので、最新版の使用を推奨します。)
こどもちゃれんじプラス4月号の感想・レビュー
「こどもちゃれんじプラス」は、本講座とは別売りの有料オプション教材です。「ほっぷ」からは、「ぷち」「ぽけっと」にあった「リズムダンスプラス」はなくなり、「知育プラス」「読み聞かせプラス」「表現プラス」の3コースが受講可能となります。
4月号の教材は、以下の内容でした。
知育プラス:ワークブック「キッズワークプラス」
親の満足度 :5.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
重点テーマ:1対1対応
- [数量]1対1対応(1P)
- [数量]大小の認識(2-3P)
- [社会・図形・論理]パターン認識(4-5P)
- [論理・言語]迷路・運筆練習(6-7P)
- [図形・論理]探し絵(8-9P)
- [数量・論理]数の多少判断(10-11P)
- [論理・言語]色の認識(12-13P)
- [数量・論理]数の多少判断(14-15P)
- [図形・論理]同じもの探し(16P)
- [言語]音節分解(17-19P)
- [言語・自然]音節分解(20-21P)
- [論理・図形]迷路・運筆練習(22-23P)
- [図形・言語・社会]パターン認識・字形の認識(24-25P)
- [数量・図形・論理]仲間分け・1対1対応(26-27P)
- [みつけてね](28-32P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.3cm
ページ数:32ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
■感想・レビュー
本講座の「キッズワーク」と比べるとページ数は2倍で、テーマの種類もかなり増えています。
娘は本講座のキッズワークと同じくほとんどの課題に一人で取り組んでいましたが、「色の認識(8色のボールシールをそれぞれの色の箱に貼る)」「数の多少判断(イラストを見比べて多い方に“多いよシール”を貼る)」は数か所ミスをしており、まだ少し難しかったのかなと感じました。
また、指定された特徴に合ったイラストを探す問題(例:体の色が白くて、赤いリボンを付けた猫を探す)は特に難しかったようで、2つの条件を満たすイラストを見つけられるまで、イラストを一つずつ一緒に確認する作業を行いました。何度か繰り返すうちに自分でも正解を見つけられるようになったので、集中力や論理的思考力を育むトレーニングになったのではないかと思います。
読み聞かせプラス:絵本「ぼくたちのおべんとう」
親の満足度 :5.0
子どもの反応:5.0
■教材紹介
サイズ:縦24cm×横20cm×厚さ0.3cm
ページ数:24ページ
※表紙・裏表紙は除く。
友達の動物たちと一緒に、広場へピクニックに来た「まーくん」。お弁当箱を開けてびっくり、なんと空っぽだったのです!
しょんぼりするまーくんに、うさぎさんが「げんきをだして!おひとつどうぞ」と、にんじんを一つ分けてくれました。きりんさんは卵焼き、ねずみさんたちはスパゲッティ。みんなのおかげで、まーくんのお弁当はどんどん完成していきます――。
■感想・レビュー
お弁当箱が空っぽで落ち込む「まーくん」のために、動物たちが一つずつおかずを分けてくれるお話。きりんの首のように高く積まれた卵焼き・パンダの顔のおにぎりといった動物たちの個性あふれるお弁当や、最後に完成したまーくんの彩り豊かなお弁当、そしてクスッと笑えるあとがき「母の言い訳」など、親子ともに楽しめる要素が満載でした。
娘は初めて読んだ時、お弁当が空っぽのシーンでショックを受けていましたが、うさぎさんがにんじんを分けてくれるシーンを見て「よかったね、まーくん」とニコニコ。最後は完成したお弁当を見て「やったー!」と大喜びでした。2回目以降は、「(娘)ちゃんのおべんとうもあげるよ~、はい、ハンバーグ!」など、自分で想像を膨らませながら、お話に参加するように楽しんでいます。困っている友達に手を差し伸べてあげる話を通して、相手を思いやる気持ちが育まれるのではないかと思います。娘曰く、「このえほんめちゃくちゃおきにいり!だって、たべものがいっぱいでてくるから!」とのことです。
表現プラス:ワークブック「ちぎってはる」
親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.0
■教材紹介
テーマ:ちぎってはる
- よんであそぼう
- やってみよう
- はさみレストラン
- みてみてキット「わくわくおべんとう」
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.3cm
ページ数:25ページ
※表紙・裏表紙、活用ガイドのページは除く。
■感想・レビュー
様々な色や模様のシールを好きな大きさにちぎって貼り、蝶の羽や魚のウロコ、クジャクの羽の模様などを完成させます。クレヨンや色鉛筆で「描く」以外の絵の表現方法を知ることを目的としたワークブックです。
イラストやシールの一部が和紙のような質感で、「ちぎり絵」のような美しさと楽しさがあると感じました。ただ、娘はシールを細かくちぎるのが苦手で思ったような作品を作ることができず、一部のページは手付かずのままにしてあります(もっと上達してから取り組むそうです)。
巻末には、紙を折ったり輪っかにして留めたりして立体的なお弁当が作れる工作キットが付属しています。おにぎりやタコさんウインナーなど、可愛くて美味しそうなおかずに娘は大喜び。作り終わった後も、毎日のようにごっこ遊びに使って楽しんでいました。