こんにちは、はにむらです。
今回は、ベネッセの年少(3〜4歳)向け教材「こどもちゃれんじほっぷ5月号」を紹介します。
我が家の娘は2020年3月生まれで、生後6カ月から「こどもちゃれんじ」を受講しています。
ちなみに、「ほっぷ」からは事前に選んだ通園タイプ(3年保育タイプ/保育園タイプ)によって、絵本の一部と保護者向け情報誌の内容が異なります。我が家は今年度から幼稚園に入園するため、「3年保育タイプ」を選択しました。
この記事では、「こどもちゃれんじほっぷ5月号」の教材内容や、親目線の率直な感想、子どもの反応などをお伝えします。また、有料オプション教材「こどもちゃれんじプラス」の5月号もあわせて紹介しています。
・こどもちゃれんじほっぷの教材ってどんな内容?
・早生まれの子どもの反応は?
・こどもちゃれんじプラスについても知りたい!
と気になっている方の参考になれば幸いです。
こどもちゃれんじほっぷ5月号の感想・レビュー
こどもちゃれんじほっぷ5月号の教材は、以下の内容でした。
- ひらがな・かずカード
- ちゃれんじえんごっこ ともだちセット
- とびだす!ちゃれんじえんブック
- ほっぷえほん(5月号)
- キッズワーク(5月号)
- アプリ配信(教材動画ほか)
- こどもちゃれんじほっぷ通信5月号(保護者向け)
それでは、各教材について詳しく紹介していきます。
ひらがな・かずカード
親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
「ひらがな・かずパソコン」と連動した紙製のカード。5月号で届くのは以下の3枚です。
「ひらがな・かずパソコン」本体上部の差し込み口にカードを差すと、対応するゲームが始まります。条件をクリアすると終了しますが、差したままにすると再度読み込みがされ、最初からゲームが始まります。カードを抜くと強制終了です。
・5-1「かずカード1」
◎しまじろう「お母さん!○○に電話していい?」「いいわよ。番号は□→□だよ。」
→番号の数字を押して、「できた」ボタンを押す。
(例:「3」「4」→とりっぴいに電話が繋がり、会話が始まる。)
→2人に電話をかけたら終了。
・5-2「かずカード2」
◎しまじろうのお母さん「もしもし、しまじろう?買い物に来たんだけど、冷蔵庫にあるものを忘れちゃったの。○○はいくつある?」
→イラストを見て正解の数字を選び、「できた」ボタンを押す。
(例:「2」→「りんごは2個あるよ!」)
→3問連続で正解すると終了。
・5-3「かずカード3」
◎しまじろうのお父さん「う~ん、いい湯だ。温まったかな?じゃあ10数えた人から上がろう!誰から数える?」→「1、2…、次、何だけっけ?〇の次の数、教えて!」
→数字を押して「できた」ボタンを押す→「よし、上がろう。」
→3問全て正解すると終了。
・5-4「かずカード4」
◎お客さん「ドーナツを〇個ください」→「ドーナツ〇個、かしこまりました!」
→数字を押して「できた」ボタンを押す→「ありがとうございました。」
→3問全て正解すると終了。
・5-5「うたカード2」
◎しまじろう「歌の時間だよ。一緒に歌おう。」
→カードに書かれた歌のタイトルの初めのひらがなを押して、「できた」ボタンを押す。
(例:「せ」→「せかいはパラダイス」をしまじろうが歌う。)
→3曲全て選択すると終了。
・5-6「えんカード」
◎「みんなが遊びたいものを、机・箱・棚から探してあげてね。」
例:「帽子はどこだっけ?」
→「た」を押して「できた」ボタンを押す→「棚にあった!」
→3問全て正解すると終了。
■感想・レビュー
5月号のテーマは「数字」。食べ物のイラストを見て個数を選ぶカード、ある数字の次の数字を選ぶカードなど、割と高度な問題が多いように感じました。娘にはまだ難しいかと思ったのですが、イラストの中にヒントがあるからか、意外と正解できていたのが驚きでした。特に、しまじろうの友達に電話をかけられる「かずカード1」がお気に入りのようです。
「うたカード2」「えんカード」は4月号に引き続き、答えの頭文字のひらがなだけを押す「一部押し」の問題ですが、「全部押し」で答えることも可能。娘も「えんカード」は「全部押し」にチャレンジしていました。遊び感覚でひらがなに触れられるのが本当に魅力だと思います。
ちゃれんじえんごっこ ともだちセット
親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.0
■教材紹介
【付属品】
- とりっぴい人形
- いぬこせんせい人形
- ブランコ(はしら・いす)
- すべり台
・とりっぴい人形
「ひらがな・かずパソコン」本体正面右上の差し込み口に差し込んで遊びます。それぞれのゲームは、対応する号の「ひらがな・かずカード」を差すことで初めて解放されます。
4月号 | 5月号 | 6月号 | 7月号 | 8月号 | |
とりっぴい | ― | あ~その ひらがな歌 |
た~ほの ひらがな歌 |
ま~んの ひらがな歌 |
とりっぴいクイズ |
・いぬこせんせい人形・ブランコ・すべり台
後述する「とびだす!ちゃれんじえんブック」とあわせて遊ぶ玩具です。ブランコの椅子は逆さまにすると洗面台として遊べます。
感想・レビュー
4月号のしまじろう人形・みみりん人形に続き、とりっぴい人形が届きました。とりっぴいを心待ちにしていた娘、「これでなかまがそろった!」と大歓喜でした。とりっぴい人形をひらがな・かずパソコンに差してできる遊びは主に「ひらがなの歌」。例えば「あ」を押すと、「アリ、アヒル、アザラシ♬」のように、その頭文字から始まる言葉を3つ並べてくれます。娘は「いぬこせんせいもしゃべるのかな?」と何度もチャレンジしていましたが、残念ながらいぬこ先生は喋りません。
ブランコとすべり台は非常にシンプルな玩具ですが、しまじろう人形たちを立体的に遊ばせることができ、ごっこ遊びの幅が広がりました。すべり台の椅子が洗面台に変わるアイディアも面白いなと思います。
とびだす!ちゃれんじえんブック
親の満足度 :4.5
子どもの反応:5.0
ちゃれんじ園の教室と園庭が描かれた紙製のシート。しまじろう・みみりん人形や「ちゃれんじえんごっこ ともだちセット」を使って、ごっこ遊びが楽しめます。
トイレ・ピアノは立体的に折ることが可能。ロッカーに鞄と帽子を置く仕掛けや、テーブルを回して遊び道具とお弁当を入れ替える仕掛けもあります。
■感想・レビュー
紙製ではありますが、仕掛けや工夫がたくさんあり、立体的なごっこ遊びが楽しめる良質な玩具だと思います。特にテーブルを回す仕掛けが面白く、娘も気に入って「おべんとうのじかんですよ~、おかたづけをしてくださ~い」などと言いながら何度も回しています。
折り畳むとコンパクトになるのも魅力。同じマーク同士を合わせると上手に畳めるようになっているので、少々複雑ではありますが子どももお片付けに挑戦しやすいと思います。
ほっぷえほん(5月号)
親の満足度 :5.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
- よくみてみよう!どうぶつのしょくじ(1-15P)
- じぶんできがえやってみよう!(16-23P)
- あったらいいな(24-35P)
- こまったときはちゃんといえるよ(36-45P)★「3年保育タイプ」限定
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.4cm
ページ数:45ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
○よくみてみよう!どうぶつのしょくじ
ゾウやキリンなど様々な動物が食事する様子を、写真とクイズを交えながら知ることができます。動物の糞の実物大のイラストもあります。
○じぶんできがえやってみよう!
しまじろうのお父さんが、上手に服を着替える方法を教えてくれるお話です。Tシャツの前後ろ、シャツのボタンの留め方、靴下を履くコツが分かります。
○あったらいいな
仲良し双子のミッチとヨッチが、「こんな○○あったらいいな」と、思い思いのユニークなドーナツや服を想像するお話です。
○こまったときはちゃんといえるよ
しまじろうがトイレに行きたいことを察して連れて行ってくれたいぬこ先生。「困った時はいつでも先生に言ってね」と声掛けしてくれるお話です。
■感想・レビュー
「よくみてみよう!どうぶつのしょくじ」では、ゾウがスイカを丸ごと食べる写真や、キリンが舌を伸ばして木の葉を絡め取る写真などが見られます。親の私も初めて知ることがたくさんあり、非常に学びがありました。クイズもあり、参加型で楽しめる点も良かったです。娘は実寸大のゾウの糞の大きさにテンションが上がっていました。
「あったらいいな」では、お花の形やライオンの顔をした可愛くて美味しそうなドーナツ、キャンディーで出来た服や星で出来た光る服など、子どもの想像力を刺激してくれるような夢のあるイラストがたくさん登場します。娘も自分が欲しいのはコレとコレ!と、楽しそうに指差していました。
「3年保育タイプ」限定のお話「こまったときはちゃんといえるよ」では、怪我した指の絆創膏が外れてしまったしまじろうが、勇気を出して先生に助けを求める様子が描かれています。まだまだ幼稚園に慣れていない年少さんにとって、ハプニングや困り事が起こるのは日常茶飯事。そんな時、一番身近にいる先生に遠慮なく頼って良いんだよ、というメッセージが伝わるお話でした。
キッズワーク(5月号)
親の満足度 :4.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
重点テーマ:[数量]1対1対応(数くらべ)
- [数量]集合数(1P)
- [図形/論理]系列(2-3P)
- [数量]集合数(4-5P)
- [図形/論理]迷路(6-7P)
- [言語]頭音抽出(8-9P)
- [図形/論理]間違い探し(10-11P)
- [数量]1対1対応(12-13P)
- [言語]音節分解(14-15P)
- [数量]1対1対応(16P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.2cm
ページ数:16ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
■感想・レビュー
今月の重点テーマは「1対1対応(数くらべ)」。一人に一つずつクレヨンやケーキのシールを貼って数が足りるかを確認(1対1対応)しながら、「多い・少ない・同じ数」を確認することが目的の課題です。他にも、ケーキにろうそくシールを4つ貼る、丸と同じ数だけトレーにドーナツシールを貼るなどの課題もあり、数量に親しむことができます。
娘は今月号のワークブックもほぼ全て一人で取り組み、20分ほどで解き終わっていました。系列の問題(順番を予測して空いている場所にシールを貼る)や迷路の課題(クレヨンで道を辿る)も難なく正解しており、長くワークブックに取り組んできた成果を感じました。正解に〇を描く問題に関しては、答えが分かっていても〇を付け忘れていることがあるので、今後の課題になるかと思います。
教材動画(5月号)
親の満足度 :4.5
子どもの反応:4.5
■教材紹介
- [数・形]ちいく/ぜんぶでいくつ?1
- [ひらがな]ひらがな/ひらがなであそぼう1
- [自然科学]いきもの/ぞうのしょくじ
- [ことば]ことば/きがえのことば
- [ひらがな]ひらがな/ひらがなであそぼう2
- [生活習慣]せいかつしゅうかん/じぶんできがえやってみよう
- [数・形]ちいく/ぜんぶでいくつ?2
- [数・形]ナッツさんのミラクルドーナツやさん/3こかぞえてみよう
- [うた・ダンス]キッズワーク/わくわくワークのうた
- [うた・ダンス]<こどもちゃれんじ>テーマソング/せかいはパラダイス
- <ほっぷ>のおしらせ5がつごう
- <ほっぷ>のおしらせ5がつごう2
- [英語]えいご
本編約25分
■感想・レビュー
5月はしまじろうの誕生月なので、冒頭でしまじろうの誕生日パーティーの映像があるのが見どころ。「(誕生日ケーキの)ロウソクはいくつ?」「車は何台ある?」といった問いや、てんとう虫とダンゴムシを数える問題、ナッツさんがドーナツを数えるアニメーションなど、「数」がメインテーマとなっています。難易度としては易しく、「数」の導入としては最適な教材だと感じました。
個人的には「いきもの/ぞうのしょくじ」の映像がとても良かったです。絵本の内容とも連動しており、ゾウが鼻で草を掴んで口に運ぶ様子や、鼻から水を吸い込んで飲む様子などがリアルな映像で楽しめました。娘にとっても印象深かったようで、「パパ!ゾウはね、はなでみずをすうんだよ~!」と得意げに教えていて微笑ましかったです。
ちなみに2023年度から、「こどもちゃれんじ」全コースにおいて教材動画はDVDからデジタル配信に変更となり、アプリ「しまじろうクラブ」「こどもちゃれんじTV」でのみ視聴可能となりました。我が家ではFire TV Stickを使用して「こどもちゃれんじTV」をダウンロードし、テレビで視聴しています。
こどもちゃれんじプラス5月号の感想・レビュー
「こどもちゃれんじプラス」は、本講座とは別売りの有料オプション教材です。5月号の教材は、以下の内容でした。
知育プラス:ワークブック「キッズワークプラス」
親の満足度 :5.0
子どもの反応:5.0
■教材紹介
重点テーマ:系列
- [図形・論理]パターン認識(1P)
- [図形・論理・言語]パターン認識・名詞(2-3P)
- [数量・論理]1対1対応(4-5P)
- [数量]数唱(1~10)(6-7P)
- [論理・図形]仲間分け(〇△□の認識)(8-9P)
- [言語・社会]ものと用途の関連性(10-11P)
- [数量・図形]数字の字形の認識、数字の並び順(12-13P)
- [数量・論理]1対1対応(14-15P)
- [数量・論理・図形]数系列・数字の字形の認識(16-17P)
- [論理・図形]迷路・運筆練習(18-19P)
- [論理・図形]欠所補充(20-21P)
- [言語]音節分解(22-23P)
- [言語・図形・論理]字形の認識(24-25P)
- [言語・図形]字形の認識(26-27P)
- [どんなじゅんばん]くまのおやこのはなやさん(28-32P)
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.3cm
ページ数:32ページ
※表紙・裏表紙、お知らせページ等は除く。
■感想・レビュー
今月号は重点テーマの「系列」の他、パターン認識(影の形に合うシールを貼る)や数系列(1~10の順番に並ぶようにカードを貼る)、欠所補充(隣の絵を見て同じ形になるようにカードを貼る)など、様々なテーマの問題が取り扱われています。特に「欠所補充」の問題は、みみりんの兜と同じ形になるように、しまじろうの兜に四角い飾りカードを貼るのですが、位置や角度をよく観察してそれを再現することが求められるので、なかなか高度な問題だと感じました。
今回も娘は一人でワークブックを開き、ほぼ全ての課題を一人で解いていました。ただし、「欠所補充」の問題には予想通り苦戦しており、「わからない…うまくできない…」と悩んでいました。最終的に飾りカードの角度が微妙に違っていたのですが、初めてということもあり許容範囲かなと思います。図形を構成する力を養うための課題でもあるので、今後は類似問題に挑戦していきたいです。
読み聞かせプラス:絵本「ビイのあかちゃん」
親の満足度 :5.0
子どもの反応:4.5
■教材紹介
サイズ:縦24cm×横20cm×厚さ0.3cm
ページ数:24ページ
※表紙・裏表紙は除く。
じゅんちゃんの家で飼っている犬の「ビイ」に、赤ちゃんが生まれました。ゆうすけは少し寂しい気持ちになりながらも、ビイや仔犬たちからたくさんのことを学びます。
■感想・レビュー
仲良しの犬・ビイの出産を通して、子どもたちの視点から「命の誕生」を描いたお話です。じゅんちゃんの口から語られるビイの出産の様子や、ビイの授乳の様子などがかなりリアルに描かれており、出産・子育ての大変さや命の尊さを子どもながらに感じられるのではないかと思いました。また、主人公・ゆうすけの心の機微とお兄ちゃんとしての成長も描かれており、心打たれる素晴らしい絵本でした。
娘にとって犬の出産は未知のものだったので、一度に何匹も生まれることや、お乳がいくつもあること、母犬が仔犬の排泄後に舐めてあげることなどを知ってとても驚いていました。また、最近弟が生まれた娘にとって、ゆうすけの心情には少し共感できる部分もあったようです。今のところ、自分より幼い子や動物に対してとても優しい心を持っているので、今後もこういった温かいお話をたくさん読んで感受性を豊かにしていってほしいと思います。
表現プラス:ワークブック「かたをつかってかく」
親の満足度 :4.0
子どもの反応:3.5
■教材紹介
テーマ:かたをつかってかく
- よんであそぼう
- やってみよう
- はさみレストラン
- みてみてキット「おばけモービル」
サイズ:縦25.7cm×横21.6cm×厚さ0.3cm
ページ数:24ページ
※表紙・裏表紙、活用ガイドのページは除く。
■感想・レビュー
巻末付属の厚紙「かたちとりシート」を使って、様々な大きさの丸や三角、四角の形を描くワークブックです。好きな型を使って蝶の羽や魚や乗り物を描き、付属のシールを貼ってイラストを完成させます。巻末には、かたちとりシートを使ってカードに書かれたおばけのイラストを完成させ、各カードを細い糸で繋いで作る「おばけモービル」の工作キットが付属しています。
我が家の娘は、丸はある程度描けるものの三角や四角はまだ上手に描けません。この「かたちとりシート」があれば上手に描けるのでは!?と思ったのですが、筆圧がまだ弱いためか「左手でシートを押さえながら上手に線を描く」ことができず、私がシートを押さえて補助する必要がありました。それでも、同じ形をたくさん描いたり、色々な形を組み合わせて絵を完成させるという体験は初めてだったので、また一つお絵描きのバリエーションが広がり娘なりに楽しめたのではないかと思います。